両親の離婚、中学卒業後に就職…《横山裕》“壮絶な生い立ち”から学ぶ、困難を乗り越える力「レジリエンス」とは?

両親の離婚、中学卒業後に就職…《横山裕》“壮絶な生い立ち”から学ぶ、困難を乗り越える力「レジリエンス」とは?

「レジリエンス」の高め方

 生まれ持ったレジリエンスの高さは、1人ひとり異なります。ただし、「私、レジリエンスが低いかもしれない…」と感じた人も安心してください。以下5つのポイントを意識すると、レジリエンスを後天的に高めることができます。

(1)健康に気をつける
 困難を乗り越えるには、心身の健康維持が重要です。バランスのいい栄養・十分な睡眠・継続的な運動など、健康的なライフスタイルを意識すると、ストレスに適応する体力を強化し不安やうつなども予防できます。

(2)物事を複数の面でとらえる
 物事を1つの面だけでなく複数の面でとらえると、ポジティブな側面が見つかり、未来を楽観的に見通しやすくなります。困難によっては変えられないものもあるかもしれませんが、それをどう解釈し反応するかは、あなた自身で変えることが可能です。

(3)人とのつながりを作る
 困難に直面すると、自分1人で解決するのが難しい場面に遭遇する可能性もあります。そんな状況に備え、理解力のある仲間とのつながりを作っておきましょう。また、あらかじめ誰かを助けると、自分が困ったときにサポートを得やすくなります。

(4)成功体験を積み重ねる
 成功体験の積み重ねも、レジリエンス向上に効果的です。「営業ノルマを達成する」のように大きな成功ではなく、「定時退社する」といった小さなものでかまいません。達成するにはどうしたらいいか、スモールステップを設定して1つずつこなすと、自己効力感が高まりレジリエンス強化につながります。

(5)自分の強みを把握する
 自分の強みを把握すると、「困難に直面しても、私なら乗り越えられる」という自己効力感が高まります。合わせて、自分の弱みを把握することも重要です。見方を変えると、強みとして活かせるものも多くあります。

【まとめ】
 横山裕さんの半生は、数々の困難に遭遇しても、考え方次第で明るい未来を切り開ける可能性があることを示しています。レジリエンスは、私達が逆境を柔軟にとらえ、しなやかに乗り越えるうえで欠かせない要素です。

 高さは人それぞれですが、健康を意識する、成功体験を積むなどの取り組みで高められます。レジリエンスが弱いと感じている人も、まずはできることから始めてみましょう。

(おおしまりえ)

配信元: LASISA

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