義姉と友人の違い
「ななえはどうして私を勧誘しなかったの?」
私がそう尋ねると、ななえはクスッと笑って言いました。
「だって、かなこがそういうものに興味なさそうだったから。それに、かなこは自分でしっかり情報を集めて、良いものを自分で選べる人だと思ってるから、私がわざわざ勧める必要もないでしょ?」
その言葉は、私の頭の中で大きなヒントになりました。義姉が私や義母、そして正春にやっていることは「押し付け」で、ななえがしていることは、単なる愛用と必要な人への助言です。私がネットワークビジネス全体に嫌悪感を抱いていたのは、そのビジネスモデルそのものよりも、義姉の「相手の気持ちを無視した強引さ」にあったのだと、初めて腑に落ちたのです。
私はななえの告白に心から感謝しつつ、これから先の義姉との向き合い方を改めて考えていました。
あとがき:ステレオタイプからの脱却
ネットワークビジネスに対するかなこの嫌悪感は、義姉の強引な姿勢が生んだ、言わば「ステレオタイプ」でした。しかし、同期のななえの登場により、その認識は大きく揺さぶられます。ななえは、商品の愛用者としての純粋な動機と、相手の選択を尊重する誠実なスタンスを示します。この対比は、問題の核心がビジネスの是非ではなく、「押し付け」というコミュニケーションの暴力にあることをかなこに気づかせます。この発見は、単なる断り方ではなく、義姉との関係を維持しながら問題を解決するための大きなヒントとなります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

