キャッシュレス時代こそ要注意!災害時に役立つ「お金の備え方」

キャッシュレス時代こそ要注意!災害時に役立つ「お金の備え方」

備え③ 車にも現金を備えておく

災害は自宅にいるときだけでなく、外出中や移動中に起こることもあります。そのため、車の中に少額の現金を備えておくことも大切です。

特に役立つのは小銭です。自動販売機やコインパーキングなど、現金でしか対応できない場面は日常生活でも多くありますが、災害時にはなおさら現金の重要性が増します。

車内にも小銭を備えておくと、思わぬ場面で役立ちます

私は100円ショップで購入した小さなコインケースに500円玉や100円玉を入れ、ダッシュボードに常備しています。合計で約3,000円程度。ちょっとした買い物や緊急時の支払いには十分な額です。

ジッパー付き袋に小銭を数枚入れておくだけでも、いざという時に安心につながります。車を使う機会が多い方は、ぜひ取り入れてみてください。

キャッシュレス派こそ「現金」を忘れずに

キャッシュレス決済は私たちの生活をとても便利にしてくれる一方で、停電や通信障害が起こるとまったく使えなくなる弱点を持っています。だからこそ、現金を備える習慣はこれからの時代ますます重要になります。

普段から千円札を中心に少額の現金を持ち歩くこと。防災バッグには「災害用の財布」を準備しておくこと。そして車にも小銭を備えておくこと。この3つを意識するだけで、災害時の安心感は大きく変わります。

「普段は使わないから大丈夫」と思うかもしれませんが、いざという時、手元に現金があるかどうかで行動の選択肢は大きく広がります。キャッシュレス時代だからこそ、今一度「現金の備え」を見直してみてはいかがでしょうか。

<執筆者プロフィル>
海老原葉月
ライター、整理収納アドバイザー1級
13歳、10歳、1歳の三兄弟を子育て中。東日本大震災、令和元年房総半島台風にて被災した経験から、防災に関する情報を発信。

配信元: 防災ニッポン