合格と同時に訪れた試練
努力の末に第一志望の大学に合格した喜びも束の間。入学後すぐに過労とストレスから体調を崩し、半年間休学することに。ベッドに寝込む私の横で、おかゆを運んでくれたのは、ほかでもない母でした。そのとき初めて「母の言葉は勉強をやめろ、という意味じゃなかったんだ」と気づきました。「頑張ってるのは分かってる。でもそれ以上に体が心配だった」という母の気持ちが、ようやく理解できたのです。
今、母と同じ立場に立って
時が流れ、私は今4歳の息子を育てています。「転ばないようにね」「早く寝ようね」「ちゃんと食べようね」と、口を開けばそんな言葉ばかり。ふと気づくと、あの頃の母と同じことをしている自分がいます。そして、きっと今の息子にとっては煩わしい言葉に聞こえているだろうと感じます。

