私は免許をもっておらず、普段からよくバスを利用しています。1歳になる娘もバスが好きで、いつもおとなしく乗ってくれていました。ところがその日はご機嫌斜めで、バスの中で“イヤイヤ”が始まってしまい……。
バスの車内で娘が大泣き。そのとき…!
1人掛けの席が空いていたので、抱っこひもで娘を抱っこしたまま座ったのですが、それが気に入らなかったようで、「立って!」と言わんばかりに大泣き。周囲の目も気になり、「うるさいと思われたらどうしよう」と焦って、仕方なく立ってあやしていました。
すると突然、運転手さんのマイクから「お母さん、座ってください」と声がしました。注意されたのかと思い、「すみません……」と慌てて席に戻りました。ところがその直後、「お子さんが泣いても気にしなくていいですからね。無理せず、座っていてくださいね」と続けて声をかけてくださったのです。運転手さんのやさしさに気づいた瞬間、思わず涙がこぼれました。
バスでの移動は大変なこともありますが、その分、いろいろな方々のやさしさに触れることが多いと感じます。独身のころは何でも1人でできると思っていましたが、出産・子育てを経て、人に助けてもらうことのありがたさを実感しています。私も子育てが落ち着いたら、少しずつ世の中に恩返しをしていきたいなと思っています。
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子どもが泣いてしまうのは自然なこと。何をしても泣き止まないこともありますが、運転手さんのように、温かいひと言をかけ合える社会でありたいですね。
著者:森田まみ/40代 女性・主婦。1歳の子を育てながら、来月には第2子を出産予定
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

