どこまでが「おしゃれ」、どこからが「だらしない」?
さて、「服を適度に着崩すことで抜け感が生まれ、おしゃれな印象に見える」ということはなんとなくご理解いただけたかと思います。しかしまだ、着崩すことで本当におしゃれに見えるのか? という疑問は残りますよね。むしろ、服を着崩すとだらしなく見えてしまうのでは? と思う方も少なくないはず。実際に、2010年代中頃に流行した、シャツの襟を抜いてうなじを見せる「抜き襟シャツ」や、2000年代初期の男子高校生がやっていた「腰パン」は、どうでしょう。たしかに着崩しスタイルですが、一部では「だらしない着方をしている」という不評の声もありましたね。
そうなんです、着崩しスタイルや抜け感というのはさじ加減を間違えると、だらしなく見えてしまうのです。
では、おしゃれに見えるかだらしなく見えるかのボーダーラインはどこにあるのでしょうか。
着崩しの失敗パターン、成功パターン
一概にはいえませんが、きちんとした着こなしがベースにある中で“一部分のみ”着崩した箇所があるというのがポイントではないかと筆者は考えています。
例えば、抜き襟シャツの場合は、髪の毛はしっかりまとめて、ボトムスもかっちりとした印象のパンツに。全体にきちんと感がある中で、シャツの襟だけほんの少しだけ抜いているからおしゃれに見えます。しかし、着崩しがいまいちうまくいかない人は、他の要素にも抜け感が出すぎてしまった結果、「だらしない印象」になっている可能性が高いです。抜き襟シャツに、髪の毛も後れ毛たっぷり、引き締まりのない薄手のボトムス、ついでに姿勢も悪い、といったように。
あくまでも着崩しは、コーデのほんの少しのスパイス程度に取り入れることが大事なのです。

