
小学6年生の青空茜のクラスメイト・紫村俊介が、学校の屋上から飛び降りた――。命こそ取り留めたものの意識不明の重体で予断を許さない状態。現場に残された遺書には、いじめを苦にして自殺未遂したと推測される文章が綴られていた。さらに、遺書には「青空茜さん ごめんなさい」と名前が記載されていたことから、茜はいじめの加害者かもしれないと疑われてしまう。母親の翼が茜に話を聞いてみると、「いじめなんてやってない」と否定。茜の態度に違和感を覚えはしたが、翼はその言葉を信じることに決めた。なぜなら、俊介は過去に茜をいじめ、不登校に追い込んだ子だったからだ――。
本当の“加害者”は誰なのか?いじめ問題のタブーに切り込んだセミフィクション「娘はいじめなんてやってない」(著書・しろやぎ秋吾)から全17回連載でお届け。今回は第16回となる。
前回、学校や警察の対応に絶望した俊介の母・愛美。理不尽すぎる状況にやり場のない気持ちを抱えた愛美は、SNSにその思いを吐き出すのだった。すると、その投稿には多くの“いいね”やコメントが次々と集まり…?








