ダニによって蕁麻疹になる可能性と検査、治療法

ダニに刺されたことで蕁麻疹になる可能性はありますか?
ダニに刺されることで蕁麻疹が起こる可能性があります。蕁麻疹の原因の一つにはアレルギー反応があり、ダニの刺咬によって体内にアレルゲンが入り、免疫系が過敏に反応することで症状が現れることがあります。具体的には、ダニの唾液や体の成分が皮膚に触れることで、マスト細胞という皮膚の細胞が活性化され、ヒスタミンなどの化学物質が放出されることにより蕁麻疹が出現します。
ダニアレルギーの検査方法を教えてください
ダニアレルギーの検査では、血液検査、皮膚テストなどを行います。
血液検査では、血液中にダニなど特定のアレルゲンに反応するIgE抗体があるかを調べます。数値が高いほど、その物質にアレルギー反応を起こしやすいと考えられます。
皮膚テストでは、腕や背中にごく少量のアレルゲンをつけ、針で軽く皮膚を刺激するプリックテストや、皮膚の浅い部分に注射する皮内テストを行い、赤みや腫れの有無を観察します。
これらの検査を組み合わせることで、ダニがアレルギーの原因かどうかをより正確に判断することができます。
ダニアレルギーによる蕁麻疹はどのように治療しますか?
ダニアレルギーによる蕁麻疹の治療では、まず原因となるダニとの接触を避けることが基本となります。室内の掃除や換気、寝具の手入れを徹底し、ダニの死骸や糞を取り除くことで症状を抑えやすくなります。また、湿度を下げてダニが繁殖しにくい環境を整えることも重要です。かゆみが強い場合は、医師に相談し抗ヒスタミン薬などの薬物療法で対処することが効果的です。必要に応じて、免疫療法も検討します。
編集部まとめ

蕁麻疹とダニ刺されは、いずれも赤みとかゆみを伴うため、見た目が似ていることがあります。しかし、症状の現れ方や持続時間には明確な違いがあります。
蕁麻疹は、皮膚が一時的に盛り上がる膨疹が特徴で、通常は短時間で消えるのが一般的です。また、身体のどこにでも現れる可能性があります。
ダニは、わき腹や下腹部、ふとももの内側を中心に刺し、刺された部位には赤い発疹が生じて、強いかゆみが続きます。さらに、ダニがアレルゲンの場合は、ダニに刺されたことで蕁麻疹が生じるケースもあります。
蕁麻疹やダニ刺されによる赤みやかゆみが続くときは、皮膚科の受診を検討しましょう。
参考文献
『皮膚科Q&A 蕁麻疹』(公益社団法人日本皮膚科学会)
『皮膚科Q&A 虫さされ』(公益社団法人日本皮膚科学会)
『蕁麻疹診療ガイドライン 2018』(日本皮膚科学会ガイドライン)
『マダニ対策、今できること』(国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト)

