中部地方にある一級河川の中には、読み方が難しい河川も多くあります。そこでねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、全国の60代以上を対象に「地元民しか読めないと思う中部地方の一級河川」というテーマでアンケートを実施しました。
多くの60代以上から「地元民しか読めない」と思われたのは、中部地方のどの一級河川だったのでしょうか。さっそく結果を見ていきましょう!
第2位:揖斐川 (いびがわ)
第2位は「揖斐川 (いびがわ)」で、得票率は23.9%でした。岐阜県から三重県へ流れており、長良川と合流して伊勢湾に注がれる一級河川です。木曽三川の一つに数えられています。
そんな揖斐川は、上流部に日本最大級の貯水容量を誇る徳山ダムがあり、支流には名水百選にも選ばれた「養老の滝」があります。名称の由来は、揖斐荘(現・揖斐川町)を貫流して流下する河川だったことといわれており、「揖斐」は水田へ水を引く「井樋」が語源のようです。
第1位:雲出川 (くもずがわ)
第1位は「雲出川 (くもずがわ)」で、得票率は26.0%でした。三重県の中部に位置する一級河川です。上流域には、室生赤目青山国定公園や赤目一志峡県立自然公園などがあり、豊かな自然に恵まれています。
そんな雲出川は、古来から伊勢へ向かう交通路として使用されており、現在も周辺には古墳や遺跡などが点在。河川名の由来は、河口部にある塩田の塩釜から上る煙が雲のように見えたという説や、上流には雲が多く渦を巻く様子が見えたという説など、諸説あります。

