新しいかたちのお礼を提案
姉にとっては「お金を置いていく=親への援助」のように感じて、不快に感じていたようでした。しかし私自身は援助のつもりではなく、あくまで長期滞在のお礼として渡したかっただけ。
そこで私は、ちょうど母の誕生日が近かったこともあり、「滞在のお礼をお金ではなく、誕生日プレゼントとして渡すかたちはどう?」と提案。
実家近くに住む姉は、両親の誕生日には直接お祝いし、食事やプレゼントも用意していました。一方、私は実家から離れていたため、これまでは「おめでとう」の連絡だけで済ませていたので、「私もこれからはプレゼントで感謝を伝えることにするね」と伝えると、姉も納得してくれました。
それ以来、私は実家への帰省時にお金を置くのをやめ、母の日・父の日・誕生日など、タイミングが多少ずれていても「遅くなっちゃったけど」と理由をつけ、プレゼントを渡すようになりました。
こうして、わが家では「お金ではなく、プレゼントで感謝を伝える」というスタイルが定着。姉とも歩み寄りながら、お互いが納得できる方法に落ち着くことができました。いつも温かく迎え入れてくれる両親には、これからも感謝の気持ちを伝えていきたいと思っています。
著者:宮田 さや/30代女性。2019年生まれ・発達ゆっくりさんな娘のママ。子育ての合間に勉強し、幼稚園教諭と保育士の資格を取得。子どもと関わる仕事に憧れつつも、現実はワンオペ育児に奮闘中。趣味は旅行で、近々、旅行先で惹かれた地域に移住予定。自分にも娘にも甘めで、毎日ゆるゆる、楽しく過ごしている。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

