子ども向けなのになぜ?小学生新聞が炎上した理由
日本初の女性総理大臣・高市早苗氏の誕生を報じた毎日小学生新聞の記事が、ネット上で激しい論争を巻き起こしています。問題視されているのは、10月25日に電子版で公開された記事「新しい総理大臣が誕生 『初』の次は?」に掲載された、編集長によるコメントです。
小学生向けに政治を解説する記事でありながら、その内容が「政治的偏向」や「女性初の意義の否定」と受け取られ、SNS上での反響は7万件を超える事態に発展。炎上の背景には、「子ども向けメディアの報道姿勢」と「高市総理への批判的論調」をめぐる、根深いメディアへの不信感があります。
編集長が投げかけた「女性初のメリット」
炎上の中心となっているのは、以下の編集長による論考です。
「女性初の総理大臣が誕生したからといって、女性にいいことがあるとは言えません。高市さんは女性全体の代表ではありません。総理大臣は国民全体の代表です」
記事はさらに、「『初』の次は? たとえば『初の女性総理』が誕生したあとは、『女性の総理大臣が当たり前になる』ことが大事です。でも、女性だから特別に褒めたり、期待しすぎたりするのはよくないと思います」と続き、「ジェンダー平等」を強調するニュアンスで結ばれています。
このコメントに対し、ネット上では「高市氏の業績を無視している」「歴史的快挙を軽視している」といった批判が殺到しました。

