今回は、そんな経験をした女性のエピソードをご紹介しましょう。
付き合っていた彼が引っ越すことに
篠田祐子さん(仮名・30歳/会社員)は、圭佑さん(仮名・29歳/会社員)とお付き合いを始めて1年半になります。「圭佑から急に引っ越しすると言われたんです。なにやら駅近で築浅のきれいなマンションで、家賃もお手頃な部屋を見つけたらしくて」
ですが実は祐子さん、次のマンション更新のタイミングで一緒に住み始めてそのまま結婚したいと密かに願っていたそう。
「ちょっと結婚が遠のくなと私はガッカリしたのですが、圭佑は『めちゃくちゃ掘り出しもの物件見つけた!』と脳天気にはしゃいでいましたね」
そして圭佑さんは業者を頼み引っ越しを済ませました。
「私はたまたま体調を崩していて、手伝いには行かなかったんですよ。その後、圭佑が新居になかなか招いてくれなくて……私が手伝わなかったことを怒っているのか、それともまさか浮気している? とモヤモヤして何も手につかなくなってしまいました」
テレビを観ているだけで壁をドンドンしてくる隣人
圭佑さんの方から招待されるのを待ちきれず、その理由を訊ねてみると「実はあの部屋ハズレだったんだ。隣の部屋の人がかなり神経質みたいで、こっちの物音にすぐ反応して壁を叩いてくるからリラックスできなくて」と想像していなかった答えが返ってきたそう。じつは圭佑さんは、祐子さんがこの引っ越しをあまり面白く思っていないことに薄々気づいていたそうです。それでも強引に事を進めてしまったことに負い目を感じでおり、祐子さんに相談することをためらっていたのです。
「圭佑が言うには、静かな音でテレビを観ているだけでも隣人に壁をドンドンされてしまうとか。決してうるさくしたり非常識な行動をしたりはしていないそうなんですよ」
とりあえず様子を見てみたくなった祐子さんは、圭佑さんのマンションへ行ってみることにしたそう。「圭佑の部屋は1階の角部屋で、私が回り込んで隣人の部屋の窓をチェックしてみたら電気が消えていたので『留守なのかもね』と言うと、圭佑は『なるほどね、今までそんなこと確認した事なかった』なんて言うので本当に呑気だなと思いました」

