「蚊刺過敏症の対処法」はご存知ですか?医師が監修!

「蚊刺過敏症の対処法」はご存知ですか?医師が監修!

蚊刺過敏症とは、蚊に刺されたことによって通常よりも強いアレルギー反応が出てしまう病気のことです。

蚊に刺されることは日常的に誰にでもあります。しかし、強くアレルギー反応を示すと全身症状が現れ重症化する可能性があるので注意が必要です。

ただの虫刺されと考えるとついつい我慢してしまうかもしれませんが、蚊刺過敏症の場合はその後も繰り返すため油断はできません。

そこで本記事では、蚊刺過敏症の対処法についてご紹介します。

※この記事はメディカルドックにて『「蚊刺過敏症(ぶんしかびんしょう)」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

竹内 想

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)

名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。

蚊刺過敏症(ぶんしかびんしょう)の対処と予防

問診票を持つ医師

すぐに病院へ行けない場合の対処法を教えてください。

すぐに病院へいけない場合には、症状が悪化しないようかかないことが大切です。もし持っていればステロイド入りのかゆみ止めを塗りましょう。かゆみ止めがなければ、流水・保冷材を用いて患部を冷やすとでもかゆみが和らぐ可能性があります。
悪化をできる限り防ぎながら、なるべく早く医療機関を受診するようにしましょう。また、可能な限り蚊に刺されないように注意することが重要です。
蚊刺過敏症は、蚊に刺されるたびに症状が発症します。そのため、蚊に刺される機会を減らすことが症状発症や悪化を防ぐために有効な対処法です。

蚊刺過敏症(ぶんしかびんしょう)をチェックする方法はありますか?

明確なチェック方法はなく、通常の蚊に刺された症状と見分けることは難しいです。
特に幼小児期には、蚊に刺された際に腫れたり水ぶくれができたりすることは珍しいことではありません。そのため、すぐに蚊刺過敏症を疑うことは難しいでしょう。
しかし蚊に刺された後に腫れるだけでなく、潰瘍ができて治らなかったり全身症状がでたりといった状態を繰り返すようであれば、この病気を疑った方が良いでしょう。
また、これらの症状を蚊に刺されるたびに確認できるかどうかも、チェックする方法のひとつです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

蚊刺過敏症は、非常に稀な病気です。大人ではほとんど発症せず、幼小児期に発症するケースが多いといわれています。発症例も少ないため、原因や治療方法などは明確に確立されていません。
しかし、発症にはEBウイルスなどが関与していると考えられており、重症化すると悪性リンパ腫を発症する可能性があります。そのため、決して軽視して良い病気ではありません。
実際に大人になってからの発症例もあるため、大人だからといって安心もできません。
明確なチェック方法や対処法なども確立されてはいませんが、蚊に刺された際の症状は蚊刺過敏症を見分ける大きな材料となります。そのため、蚊に刺された際の症状に少しでも違和感を感じた場合には、すぐに専門の医療機関で受診しましょう。
また、可能な限り蚊に刺されないようにすることが発症を防ぐことにつながるので、注意して対処しましょう。

編集部まとめ

蚊に刺された子どもの足
蚊刺過敏症は、蚊に刺されることで皮膚の腫れ・水ぶくれ・発熱・リンパの腫れなどの全身症状が出る病気です。

症例は少ないですが、蚊に刺されることを完全に防ぐことは難しいため、決して軽視して良い病気ではありません。

しかし、原因や治療法が確立されていないために非常に対応が難しい病気でもあります。

万が一、蚊に刺されて症状に異変を感じた場合には、可能な限り蚊に刺されないようにしましょう。そして、できるだけ早く医療機関の受診が大切です。

参考文献

慢性活動性EBウイルス感染症とその類縁疾患の診療ガイドライン 2016

慢性活動性EBウイルス感染症

配信元: Medical DOC

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