高石あかり“トキ”の親友・サワ役の円井わん「『ばけばけ』を通して“あなたはあなたのままでとっくにすばらしい”と伝えられたら」

高石あかり“トキ”の親友・サワ役の円井わん「『ばけばけ』を通して“あなたはあなたのままでとっくにすばらしい”と伝えられたら」

トキの親友・サワを演じる円井わん
トキの親友・サワを演じる円井わん / (C)NHK

連続テレビ小説「ばけばけ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)で主人公・トキ(高石あかり)の親友・野津サワを演じている円井わんから、自身の役柄や番組についての想いがあふれたコメントが到着した。

■怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描く

本作は、松江の没落士族の娘・松野トキが、夫・ヘブン(トミー・バストウ)と共に、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治の日本で、“怪談”を愛しながら何気ない日常を過ごしていく物語。文学者・小泉八雲と妻の小泉セツをモデルにしつつも、大胆に再構成し、登場人物や団体名などは一部改称し、フィクションとして描いていく。

円井演じる野津サワは、トキの幼なじみで、彼女をありのまま受け入れてくれる唯一無二の親友。下級武士の家に生まれて貧しい暮らしを送っており、不自由ない生活を夢見る家族の期待を背負って、安定した生活を手に入れるために幼い頃から教師を志している。

■「出雲の神が『ばけばけ』に呼んでくれたんだとつくづく思いました」

――出演が決まってのお気持ちを教えてください。

すごくご縁があるなぁと思う方々とご一緒できて、出雲の神が「ばけばけ」に呼んでくれたんだとつくづく思いました。小泉八雲さんの大ファンで怪談好きな母の影響で私も怪談が大好きだったり、2019年に呼んでいただいたエストニアの映画祭に今作の演出の村橋(直樹)さんも参加されていたり。会えそうでなかなか会えなかった高石あかりちゃんともやっと会えて、散りばめてきたものが結びつく瞬間がたくさんある作品だなと思いました。

出演が決まって、もうすごくうれしくて、毎日みんなとめっちゃ雑談しています。(トキの父・司之介役の)岡部(たかし)さんがしてくれる、下積み時代の現場の話が怪談ぐらい怖いんですよ。ギャー!と悲鳴をあげながら聞いています(笑)。

――サワは、どんな人物でしょうか?

サワは、いい子でかわいいんです。めっちゃ“人間!”という感じがしますね。人間味にあふれていて、誰もが共感できる部分を持っている子です。達観しているところもあるので、風変わりなトキに視聴者の方が「うん?」となりそうなシーンでも、サワがちゃんと「そうだよね。トキはそういう人だよね」と受け止めています。

トキ役のあかりちゃんとは、今回が初めましてですが、お互いのマネジャーさんを含めた4人で焼肉に行ったりして、すっかり仲良くなりました。親友役なので、現場では「お疲れ!」みたいな感じのハグをよくするようにしています。お互い、真剣にトキとサワを演じていて、特にコミカルにやろうとは思っていませんが、やっぱり脚本が面白いのと、2人のお芝居の波長が合うのがコミカルさに繋がっているかもしれません。

サワは、松野家に対して「はぁ〜(ため息)、仕方ない家族だな」と思いながらも、自分の家族のように慕ってる感じもします。私自身は「司之介さん最低〜」とよく思うのですが(笑)、松野家を見ていると、幸せの形ってお金とかそういうところだけではないんだなと感じるので、ある意味、理想の家族なのかも。サワもうらやましく思っているかもしれません。遊女のなみ(すずきほなみ)に対しては、彼女をめちゃめちゃ嫌いたいわけではないんだろうなと感じます。だから、「英語を教えて」と言われて教えるんですよね(第5週21回)。でも、遊女に対しての偏見は強く持っているので、この先、なみとサワがどんな関係になっていくのか興味深いです。
普段からの仲の良さが生む、トキ役・高石との絶妙のコンビネーション
普段からの仲の良さが生む、トキ役・高石との絶妙のコンビネーション / (C)NHK


■「脚本を読むたびに、“人間勉強”をしている感覚」

――撮影していて印象的だったシーンを教えてください。

第3週15回の(トキの実父である傳が亡くなった後に)トキが取り乱すシーンです。トキの「取り乱したいんだけど、取り乱し方がわからんの」というせりふ、あれはちょっと本当に泣いちゃいました。サワとしては泣こうとしていなかったんですけど、勝手に涙があふれてしまって…。「上手に取り乱せちょるよ」なんて言うことも、普段無いじゃないですか。こういう慰め方もあるのかと、脚本を読むたびに“人間勉強”をしている感覚です。それに、撮影時にスタッフさんが感情の引き出しを待ってくれたのも印象的でした。段取りと本番が違うことになっても、役者の出すものを否定せずに見守ってくれるので、すごくアクティブに試せるんです。出てきたものを引っ込めずに芝居できるいい現場です。

――「ばけばけ」の見どころと視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

脚本家のふじきみつ彦さんは「何も起きない」と言っていましたが、めっちゃ起きるやないか!となる作品です(笑)。日常さえもすごく笑えて泣けて、日常ってなんでこんなに面白いんだろうと思えるんですよね。これ本当に朝ドラなのか!?ちょっと見たこと無いんですけど!というシーンも出てくるので、視聴者の皆さんも絶対に流し見できないはず!いい意味で「どういうこと!?」となる物語をどうぞ楽しんでください。

おサワは、人に寄り添うことや人への優しさを改めて感じ取れるような役どころでもあるので、そういう部分にも注目していただきたいなと思っています。「ばけばけ」を通して皆さんに「あなたはあなたのままで、とっくにすばらしい」と伝えられたらうれしいです。

※高石あかりの高は、正しくは「はしごだか」
円井が「印象的」と語る、トキ(高石あかり)が「取り乱す」シーン
円井が「印象的」と語る、トキ(高石あかり)が「取り乱す」シーン / (C)NHK

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