自身が経験した適応障害…経過と状況をわかりやすく解説したレポ漫画が「すごく参考になる」【漫画】

自身が経験した適応障害…経過と状況をわかりやすく解説したレポ漫画が「すごく参考になる」【漫画】

『適応障害レポ漫画』より
『適応障害レポ漫画』より / 画像提供/わわおかさん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『適応障害レポ漫画2』を紹介する。作者のわわおかさんが、10月4日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.4万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、わわおかさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■体調の変化から休職後の様子を解説
『適応障害レポ漫画』より
『適応障害レポ漫画』より / 画像提供/わわおかさん


苦手な業種で大変な仕事に従事していたわわおかさん。しかし、職場の人間関係は良好だったため頑張っていたところ、ある時から毎日の腹痛や急な落涙などの体調不良が。そんな中、わわおかさんは仕事でちょっとしたミスをしてしまい、急に“何もかもが無理”となり号泣。仕事にならないため早退し、自分の身の危険を感じ実家へ帰省した。

帰省した翌日、物理的に出勤ができないため、わわおかさんはひとまず有給をもらう。さらに数日は何もできず、スマホを見ても内容が頭に入ってこないなどの状況が続く。その後病院で診察を受け、わわおかさんは休職することになり…。

本作を読んだ人たちからは、「すごく参考になる」「わかりやすい」「共感できる」「電話かけるの辛いのわかる」など、多くのコメントが寄せられている。

[HEAD]作者・わわおかさん「自分の経験は本当に誰かの役に立てるかもしれないと」[/HEAD]
『適応障害レポ漫画』より
『適応障害レポ漫画』より / 画像提供/わわおかさん


――『適応障害レポ漫画』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

(1)創作のきっかけ

好きな作家さんの力になりたかったことがきっかけでした。SNS上で辛い思いを吐露されている姿を見て、自分の経験がもしかしたら力になれるんじゃないかと気が付いたら筆を走らせておりました。漫画どころかコマ割りすら描いたこともなかったのですがずっと元気と笑いをくださっていたその方に何か返せるものが少しでもあればと無我夢中で描いていました。今思うと、その方に届く確証もなかったうえに一方的な想いの押し付けのようで短慮な行動だったと反省しています…。

(2)創作の理由

きっかけについては反省しているのですが、レポ漫画をご覧くださった方から「勇気をもらった」「漫画のおかげで適応障害に気が付けた」「病院に行くきっかけになった」などのメッセージを想像もしていなかった数でいただき、自分の経験は本当に誰かの役に立てるかもしれないと思って創作を続けています。いただいたメッセージのなかでも特に、「自分だけじゃなかった、自分の甘えじゃなかったのだと知れて、救われた」「適応障害を患っている家族の気持ちが全然理解できなかったけれど、少し理解できた。助かった」という2つは漫画を描き続ける強い理由となりました。自分と同じ苦しみを持つ人が、ほっと温かくなれる瞬間が増えたらいいな、流す涙の一粒を減らせるといいなと思って描き続けています。

――本作では、経過日時とそのときの状況がわかりやすく非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

嬉しいお言葉をありがとうございます。まさに触れていただいた、「経過日時やその時々の状況を伝えること」にこだわりをもっておりました。自身が適応障害になった直後、「この先自分はどうなってしまうのだろう」という不安が常にあったため参考のひとつとして等身大の実例があれば適応障害の方のお力になれるんじゃないだろうかと他の箇所より丁寧に描いています。

――『適応障害レポ漫画』を描いていくうえで、特に大変だった箇所や時間をかけたコマがあれば、お教えください。

(1)大変だった箇所

あくまでも漫画で取り扱っている内容は一般人の経験であり、自分自身も専門家ではないので「医療的なアドバイス(絶対的な正解)」のようにならないよう留意することが大変でした。投稿前に知人に読んでもらったり、自分自身の理解が曖昧だなと感じた内容については専門家(医療従事者)に質問することや書籍等を参照して学び直すことで意見の一方的な押し付けになっていないか何度も確認しています。

(2)時間をかけたコマ

1日を円グラフで表したコマは時間をかけていました。ひとつ前の質問でも触れましたが「その時々の状況を伝えること」にこだわりを持っていたため漫画を見た方がご自身の経験と重ねた時に「気づき」や「安心」を得るきっかけになれば…と考えておりました。

■例えば…

1.前職勤務中の1日を表した円グラフ

・自分も同じような働き方をしているけど、異変は起こってないかな(気づき)

・こういう働き方をすると、身体を壊してしまう可能性があるんだな(気づき)

・やっぱりこんな働き方は変だったんだ、甘えじゃなかったんだ(安心)…など

2.適応障害中の1日を表した円グラフ

・何もできないのは自分だけじゃないんだ(安心)

・急いで良くならなくても大丈夫なんだ(安心)

・適応障害の人って、こんな生活になるんだ(気づき)…など

「自分が悩んでいた時、こういう資料があれば心強かったな」という個人的な思いからのこだわりではあるのですが、誰かの、何かのお役に立てていればとても嬉しいです。

――本作は、レポ漫画ということでご自身の経験・体験をまとめられていますが、漫画にするにあたってどの順番で描いて投稿しよう!という構想はあったのでしょうか?

構想と呼べるほどのものがあるわけではないのですが、基本的には時系列に沿って投稿することを心がけています。「どういう流れでこうなるのか」「自分は今どの段階の状況なのか」というのも何かのヒントになるんじゃないかな…と考えているためです。

――今後の展望や目標をお教えください。

誰かの役に立てるような漫画を描き続けられたらいいなと思っております。そして今回初めて漫画を描いてその楽しさを知れたのでいろんな内容の作品を描けたらな!と思っております。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

いつもご覧いただきありがとうございます。嬉しいご感想やメッセージ、経験談など全て大切に拝読しております!日々、辛いことも嬉しいことも本当にいろんなことが起きると思うのですがどうかご無理はなさらずに。お互いのんびりマイペースに人生を散歩しちゃいましょうね…!

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