
俳優の松坂桃李が、10月28日に都内で開催された「東京ドラマアウォード2025」授賞式に奈緒、角田晃広(東京03)、杉咲花、芳根京子、本田響矢、加藤小夏らと共に出席。個人賞の主演男優賞を受賞し、喜びを語った。
■松坂は「御上先生」で主演男優賞
単独開催はこれが最後となる「東京ドラマアウォード」は、2008年に放送番組の海外展開を見据えた顕彰事業として国際ドラマフェスティバルが創設。従来のアウォードで重視されてきた“芸術性”“番組の質の高さ”といった基準とは異なる、“市場性”“商業性”に焦点を当て、“日本人として海外に見せたい”と思う魅力あるドラマを表彰する。18回目の今回は、三谷幸喜と有働由美子がMCを務めた。
2025年1月クールに放送された日曜劇場「御上先生」(TBS系)で個人賞の主演男優賞を受賞した松坂は、各賞のスピーチの前に三谷から「皆さん30秒以内に抑えてください。30秒たつと床が落ちますので」というジョークの牽制があったこともあって、足元を探るように床の具合を確認しながら「30秒ですよね?」と、三谷にほほ笑みかけるというおちゃめさを見せながら登壇。
あらためて松坂は「このような素晴らしい賞を頂きまして本当にうれしく思っております」と受賞を喜び、「『御上先生』はプロデューサーの飯田(和孝)さんの『今までにない学園ドラマを作りたい』という熱い思いからスタートしまして、そこから今回(脚本賞)受賞された脚本家の詩森(ろば)さんの脚本の下、飯田さんの熱い思いに共感したキャスト・スタッフが集まりました」としみじみと振り返った。

■松坂「うれしい気持ちを実感しております」
さらに「この賞を頂けたのもうれしいんですけど、実は今日『MPTE AWARDS 2025』という撮影技術に贈られる賞がありまして、そこで『御上先生』の撮影部が賞を受賞されたということで、本当にそれがすごくうれしくて」と出演者や脚本・演出だけでなく、撮影スタッフも新たに賞を取ったことを喜び、「“今までにない学園ドラマを作りたい”という思いから集まったこの気持ちが結集して取れたのが、すごくいいですね。うれしい気持ちを実感しております。これをかみ締めながら、また次の作品に精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします」と力強く語り、前を見据えた。
「御上先生」は、官僚が高校教師となり、生徒たちを導きながら権力に立ち向かう姿を描いた学園ドラマ。松坂は文科省のエリート官僚で、隣徳学院3年2組の担任となる御上孝役。時に扇情的だが、真っすぐな言葉で生徒たちに向き合い続ける愛情深い人物像を好演した。
なお、「御上先生」は作品賞<連続ドラマ部門>で優秀賞も受賞したほか、松坂が出演した「スロウトレイン」(TBS系)も作品賞<単発ドラマ部門>でグランプリに選ばれた。

■「東京ドラマアウォード2025」受賞作品・受賞者
●作品賞<連続ドラマ部門>
グランプリ:「海に眠るダイヤモンド」TBSテレビ
優秀賞:「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」日本放送協会
優秀賞:「東京サラダボウル」日本放送協会
優秀賞:「ホットスポット」日本テレビ放送網
優秀賞:「御上先生」TBSテレビ
優秀賞:「夫の家庭を壊すまで」テレビ東京
優秀賞:「波うららかに、めおと日和」フジテレビジョン
優秀賞:「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」WOWOW
●作品賞<単発ドラマ部門>
グランプリ:「スロウトレイン」TBSテレビ
優秀賞:「憶えのない殺人」日本放送協会
優秀賞:「新・暴れん坊将軍」テレビ朝日
優秀賞:「三谷幸喜『おい、太宰』」WOWOW
●ローカル・ドラマ賞
「ススキノ・インターン~マーケ学生ユキナの、スナック立て直し記~」北海道テレビ放送
「迷子のわたしは、諦めることもうまくいかない」中京テレビ放送
●個人賞
主演男優賞:松坂桃李「御上先生」(TBSテレビ)
主演女優賞:奈緒「東京サラダボウル」(日本放送協会)
助演男優賞:角田晃広「ホットスポット」(日本テレビ放送網)
助演女優賞:杉咲花「海に眠るダイヤモンド」(TBSテレビ)
脚本賞:詩森ろば「御上先生」(TBSテレビ)
演出賞:塚原あゆ子「海に眠るダイヤモンド」(TBSテレビ)
主題歌賞:King Gnu「ねっこ」(「海に眠るダイヤモンド」主題歌)
特別賞:故・西田敏行さん(俳優)
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

