
女優の杉咲花が、10月28日に都内で開催された「東京ドラマアウォード2025」授賞式に松坂桃李、奈緒、角田晃広(東京03)、芳根京子、本田響矢、加藤小夏らと共に出席。個人賞の助演女優賞を受賞し、喜びを語った。
■杉咲は「海に眠るダイヤモンド」で助演女優賞
単独開催はこれが最後となる「東京ドラマアウォード」は、2008年に放送番組の海外展開を見据えた顕彰事業として国際ドラマフェスティバルが創設。従来のアウォードで重視されてきた“芸術性”“番組の質の高さ”といった基準とは異なる、“市場性”“商業性”に焦点を当て、“日本人として海外に見せたい”と思う魅力あるドラマを表彰する。18回目の今回は、三谷幸喜と有働由美子がMCを務めた。
2024年10月クールに放送された日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)で個人賞の助演女優賞を受賞した杉咲は、受賞の感想を「10代の頃から本当にお世話になっている塚原(あゆ子)監督と新井(順子)プロデューサーと、ずっとご一緒したかった野木(亜紀子)さんと、本当に素晴らしいチームの皆さまとご一緒できただけでも幸せなのに、こんなすてきな賞を頂けて、とってもうれしく思っています」と万感の表情で語った。
2024年に開催された「東京ドラマアウォード」は自宅で見ていたそうで、杉咲は「大切な仲間たちの栄光を誇らしく思うのと同時に、同じ空気を味わいたかったなという気持ちもあったりして。その翌日にこの『海に眠るダイヤモンド』のすごく大切なシーンがあって、そんな日々を今はいとおしく思います」と振り返った。
続けて「評価というのは何なんだろうと、時に中毒になりそうになって怖くもあるんですが、きっとこの仕事を続けていたら付きまとうであろうそういう気持ちと程よい距離を保ちながらコツコツ精進していけたらと思います。本当にありがとうございます」と力を込めた。
■「海に眠るダイヤモンド」はグランプリも獲得
「海に眠るダイヤモンド」は、現代を代表するヒットメーカー・野木氏の完全オリジナル脚本で、高度経済成長期に石炭産業で躍進した長崎・端島と現代の東京を舞台にした物語。端島で育った鉄平(神木隆之介)と彼を取り巻く人々の営みを丁寧に描きながら、現代に生きるホスト・玲央(神木/2役)が、いづみ(宮本信子)との出会いを機に鉄平の謎に迫っていく様子を描いた。杉咲はその中で、端島で生まれ育った銀座食堂の看板娘・朝子を演じた。
「海に眠るダイヤモンド」は作品賞<連続ドラマ部門>でグランプリを受賞したほか、塚原監督が個人賞の演出賞を、同じく主題歌賞をKing Gnuが「ねっこ」で獲得した。
ちなみに野木氏は作品賞<単独ドラマ部門>グランプリの「スロウトレイン」も脚本しており、両グランプリを手掛けた快挙にMCの三谷も「すごいですね」と舌を巻いていた。

■「東京ドラマアウォード2025」受賞作品・受賞者
●作品賞<連続ドラマ部門>
グランプリ:「海に眠るダイヤモンド」TBSテレビ
優秀賞:「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」日本放送協会
優秀賞:「東京サラダボウル」日本放送協会
優秀賞:「ホットスポット」日本テレビ放送網
優秀賞:「御上先生」TBSテレビ
優秀賞:「夫の家庭を壊すまで」テレビ東京
優秀賞:「波うららかに、めおと日和」フジテレビジョン
優秀賞:「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」WOWOW
●作品賞<単発ドラマ部門>
グランプリ:「スロウトレイン」TBSテレビ
優秀賞:「憶えのない殺人」日本放送協会
優秀賞:「新・暴れん坊将軍」テレビ朝日
優秀賞:「三谷幸喜『おい、太宰』」WOWOW
●ローカル・ドラマ賞
「ススキノ・インターン~マーケ学生ユキナの、スナック立て直し記~」北海道テレビ放送
「迷子のわたしは、諦めることもうまくいかない」中京テレビ放送
●個人賞
主演男優賞:松坂桃李「御上先生」(TBSテレビ)
主演女優賞:奈緒「東京サラダボウル」(日本放送協会)
助演男優賞:角田晃広「ホットスポット」(日本テレビ放送網)
助演女優賞:杉咲花「海に眠るダイヤモンド」(TBSテレビ)
脚本賞:詩森ろば「御上先生」(TBSテレビ)
演出賞:塚原あゆ子「海に眠るダイヤモンド」(TBSテレビ)
主題歌賞:King Gnu「ねっこ」(「海に眠るダイヤモンド」主題歌)
特別賞:故・西田敏行さん(俳優)
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)


