
今期の東京湾で「絶好調の釣り物」といえばシロギスだろう。手軽に楽しめる「船釣りの入門」として人気の釣り物だが、ここ数年はビギナーには釣りにくいシーズンもあり、少々マニアックな釣りという印象を持っている方もいるかもしれない。しかし今シーズンは春先から夏まで好釣をキープしているのだ。多摩川の河口付近を拠点とする『かめだや』から出船。釣行の模様をレポートさせていただく。
車でも電車でもアクセス良好!
車の場合は、首都高速横羽線・羽田出口で降車。出口を進むと交差点なので、東京方面からの場合は右折、横浜方面からは左折。そのまま進み産業道路を左折して川崎方面へ向かうと「大師橋」が見えるので、そのたもとにある「左側の測道」を進み、突き当りが多摩川沿いの土手。左折すると船宿が見える。羽田ランプより約1.2km。
電車を利用の場合は、京浜急行空港線の大鳥居駅より徒歩10分。
駐車場は宿の近くにあるので、荷物を降ろして移動。乗船名簿を記入して受付。船は目の前の船溜まりに停泊している。
釣り道具について
タックルは、長さ1.8m前後の7対3調子のシロギス竿に、小型スピニングリールを組み合わせる。道糸はPE1号前後。
天秤仕掛けと胴付き仕掛けの2種類があるが、浅瀬の場合、キャストして広範囲を探る釣りになるので、仕掛けが長い天秤仕掛けの方が吸い込みも良く分がある。仕掛けの全長は90cm前後、ハリスは0.8~1号前後の2本針で針はキス用の6~8号。これにアーム長7~9cmのシロギス用片天秤を組み合わせる。オモリは15号。
胴付き仕掛けは、幹糸2号前後、全長50cmにハリスは1号、長さ30cm前後で1本針をメインに使用。こちらは水深のあるポイントや根廻りを狙う場合に有効だ。
エサは青イソメが配られるが、この時期はパワーイソメ等、人工エサも効果が高い。

