「大腸内視鏡検査の費用」はどれくらい?保険適用の有無についても医師が解説!

「大腸内視鏡検査の費用」はどれくらい?保険適用の有無についても医師が解説!

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)はいくらかかる?メディカルドック監修医が相場と保険適応の有無・自費診療の費用などを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「大腸内視鏡検査の費用」はどれくらい?保険適用の条件も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師:
伊藤 陽子(医師)

浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用はいくらかかるの?

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、大腸の健康状態を確認するために有効的な検査です。しかし、どれくらいの費用が必要なのかなどまで理解している方は多くいません。実際、必要な費用は、保険適用の場合と、自費診療の場合で大きく異なります。
この記事では、大腸内視鏡検査の費用について詳しく解説し、検査の目的や流れ、検査でわかる病気についても触れます。ぜひ、最後までお読みいただき、検査を理解しましょう。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用

大腸内視鏡検査の費用は、保険適用・自費診療によって大きく異なります。ここでは、それぞれのケースにおいて目安となる費用について紹介します。

保険適用となった場合の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用

大腸内視鏡検査は、医師が必要性を認めた場合、保険が適用されます。保険適用となれば1~3割の費用負担となるため、検査費用の自己負担は比較的低く抑えられます。

・大腸内視鏡検査(観察のみ)
3割負担:6,000円程度
・大腸内視鏡検査、生検、病理組織検査
3割負担:9,000~15,000円程度
・大腸内視鏡検査、ポリープ切除、病理組織検査
3割負担:20,000~34,000円程度

上記のように、大腸内視鏡検査時の麻酔の有無やポリープの個数、大きさにより費用は変化します。病理検査などの追加の検査が必要な場合は、さらに費用がかかります。

自費診療となった場合の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用

健診目的で、大腸内視鏡検査を希望する場合は自費診療になるため、保険診療より費用の負担が多くなります。ただし、検査の途中で切除が必要なポリープが見つかった場合は、保険診療に移行します。
また、健診で内視鏡中にポリープなどの病変が見つかって生検による病理検査を行った場合は、内視鏡部分は自費、病理検査は保険診療にわかれます。
なお、自費診療で大腸内視鏡検査を実施した場合は、観察だけで15,000~30,000円程度必要です。

生命保険が適用となった場合の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用

生命保険に加入している場合は、保険の種類や契約内容によっては、日帰り手術で大腸ポリープを切除すると生命保険によっては一部もしくは全額の保険金が支払われる場合があります。

ただ、詳細な内容は保険内容によって異なるため、事前に保険会社へ確認しておきましょう。

配信元: Medical DOC

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