悲しいのは、夫婦が通じ合えないこと
子どもがほしい、ほしくない。夫婦の価値観で最大級に難しく、大きな課題のひとつです。<子どもを持つことに前向きなパートナーだったら、結果としてできなくても構わない。2人でも幸せだし、不妊治療までは望まない>
取材を重ねる中で、グラハム子さんが印象に残った、ほしい側が発した言葉です。子どもを介して問われるのは、夫婦としての絆や、どれだけ相手を尊重できるかということ。
生き方が多様化した現代だからこそ、ひとりひとりの生き方を尊重すべきなのかもしれません。
<ずっと変わってはいけないのは、目の前にいる大事な人と向き合うことだと思います>
最後に綴られた一文は、夫婦だけでなく、さまざまな悩みに直面している人々の胸に、刺さるのではないでしょうか。
<文/森美樹>
【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

