ワクチンだけでは完璧には防げない
インフルエンザ対策として直接的なのは、ワクチン接種です。ただ「ワクチンを打っても完璧には予防できない」と厚生労働省。そうなんですか!?
厚生労働省「インフルエンザQ&A」令和6年版には、こう記されています(抜粋、要約)。<インフルエンザウイルスが、口や鼻、眼の粘膜から体内に入り、細胞に侵入して増殖する状態を「感染」といいます。が、現行のワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。
ウイルスが増殖すると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛みなどの症状が現れます(発病)。インフルエンザワクチンにはこの「発病」を抑える効果が一定程度認められていますが、麻しんや風しんワクチンのような高い発病予防効果は期待できません。
また、中には発病後に肺炎や脳症などの重い合併症が現れて「重症化」するケースもあり、インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、この「重症化」を予防することにあります>
そうなると、ワクチン、うがい、マスクのような対策に加えて、やはり自力の防衛システム=免疫力も高めておきたいですね。
医師544名が考える、感染症対策とは
免疫とは、体内にウイルスなどが侵入したとき、「異物が来た!」と認識して攻撃し、体を防御するシステム。免疫細胞の6~7割は腸に存在しているため、腸内環境を整えることが重要だと言われています。医師544名を対象にしたアンケート調査(2024年)では、感染症ドミノを防ぐ方法として、以下の3つが上位に上がりました。
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Q.同一患者が短期間に複数回感染症に罹患することを防ぐ方法は?(3つまで選択)
1. 免疫機能の維持 62.7%
2. 睡眠時間の確保 56.6%
3. バランスのよい食事 46.3%
※全国の医師544名が回答。
2024年5月17日~22日、インターネット調査。
ヒューマン・データ・ラボラトリ調べ
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