子どもが2歳くらいのときの話です。わが子には、とある食物アレルギーがあります。そんなわが子を連れてある日義実家へ行ったのですが、アレルギーの食物が入ったお菓子が出てきて困ってしまいました。
おもてなしの気持ちはうれしかったですが、子どもには食べさせられないので「アレルギーがあるので、子どもは遠慮します」と言ったのですが……。
アレルギーを笑う義父
アレルギーがあるからとお菓子を遠慮すると、なんと義父が「なんだよ! アレルギーって! あはは。弱い子に育っちゃうぞ! 食べて大丈夫だって」と笑って言ってきたのでビックリ。
予想外すぎる発言に私が困惑していると、見ていた夫が「アナフィラキシーショックが起こるかもしれないし、ヘタしたら命を落とすんだぞ」と一喝してくれてホッとしました。私ひとりだったら、困り果てていたとおもいます。
後日、義母から電話で「ごめんなさいね。私からも言っておくから」と謝罪があり、義父もアレルギーについて学んでくれたとのことで、次に義実家へ行ったときにはアレルギーの心配がないお菓子が用意されていました。
義父の発言には驚きましたが、きちんと危険性を伝えて理解してもらえたので、事前に私からもっと説明しておけばよかったと思いました。相手が当然理解しているのだとは思わず、きちんと説明することが大切だと気づくきっかけとなった出来事です。
著者:村上 ゆか/40代女性・フリーランス
中学生の子どもを育てている。自由な時間が増え、今の楽しみは推し活。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

