「侮辱だ」「不快」キンタロー。の高市首相モノマネにSNSが物議!なぜ「いつもの芸風」が今回だけ“批判の的”になったのか

「侮辱だ」「不快」キンタロー。の高市首相モノマネにSNSが物議!なぜ「いつもの芸風」が今回だけ“批判の的”になったのか

「人気者だからこそ、雑さが許されない」説

 今回の炎上は、単なる「面白くない」という理由だけではありません。政治の「タイミング」と「熱量」が、キンタロー。の芸風とぶつかった点に、議論の焦点があるようです。

 高市首相は、10月21日の就任直後で女性初の首相ということもあり、保守層の熱烈な支持を集める「熱量ピーク」の状態。国民の期待の象徴とも言えます。一方、キンタロー。の芸風は、顔のパーツを極端に誇張し、クオリティよりインパクト重視。「似てなさ」も笑いに変えるスタイルです。

 例えば、清水ミチコ氏が高市氏のモノマネをした際は、「似てる」「リスペクトがある」と好評を得たように、緻密な研究やクオリティの高さは評価されやすいものです。対照的に、キンタロー。のスタイルは、人気・期待のピーク時という状況と相性が悪かったと言えます。

「モノマネされるのは人気者の証」という言葉は正しい。 だが、「人気の種類」と「タイミング」で、受け止められ方は180度変わるのではないでしょうか。

 高市氏は就任直後の象徴的存在であり、「熱狂的な支持者がいる時期」に、キンタロー。の「雑な誇張」が「軽視」や「侮辱」に直結してしまった。過去の首相や石破茂氏など、すでにネタとして定着している人物なら「まあネタだし」と流された可能性は高いでしょう。結果、「誇張」が「侮辱」に転じてしまったのが、今回の大炎上のメカニズムと言えるかもしれません。

「二重基準」指摘で擁護の声も

 もちろん、キンタロー。のモノマネを擁護する声も根強く存在します。

「仕事早すぎ!最高。芸人はこれくらいでいい」
「特徴捉えてる」「絶妙な似てなさ加減が面白い」
「芸人の商売であり、風刺は民主主義の基本だ」

 また、「不快なら見なければいい」「石破モノマネはスルーだったのに?」といった、批判層の「二重基準」を指摘する声も増え、炎上は徐々に収束傾向にあるようです。ワイドショー関係者からは「若い世代の政治関心を高めるきっかけになるかも」と、評価する声も上がっています。

配信元: LASISA

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