菊地亜美さんが「うちの子、よく寝るんです」と言わなかった理由。「自分の子育てが全てじゃないんだと」

■子連れだからこそ楽しめるイベントを

昨年12月、菊地亜美さんは親子向けイベント「MAMARIAL fes. 2024」を企画から立ち上げて全面プロデュース。そして今年も、11月29日(土)・30日(日)の2日間にわたり、表参道・ワールド北青山ビルで「MAMARIAL fes. 2025」を開催します。なぜ、タレントである菊地さんがイベントをプロデュースすることに?

菊地 これはほんとにもう、自分が子育てする中で痛感してきたことが背景にあります。毎週、水曜ぐらいになったら「今週末はどこ行く? 何する? 何かできることあるかな?」と夫婦で話してイベント情報を検索していて、いつも家族のおでかけ先のことを考えているんです。これって実は結構、大勢のママさんパパさんたちが毎週頭を悩ませていることだと思うんですね。
そのうえで、子どもだけじゃなく大人も楽しめて、親子一緒に満足度が高いイベントがあったらいいな……と思っていて、「よし、やってみよう!」みたいな感じで始まりましたね。

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ーー菊地さんがこのイベントで特にこだわりたいところは?

菊地 私がこだわっているのは、「MAMARIAL fes. 2025(ママリアルフェス)」に出展していただくブースの商品やサービスは全部、私がリアルに使って良かったと実感しているものだということです。リアルに愛用しているものを、会社さんに自ら交渉して出展してもらっているので、そこにあるもの全部について本気で語れるんですね(笑)。
離乳食のときはこれを使ってて、そのあと幼児食になってもこれをこういうふうにアレンジして……とか、実際に使い続けてきたからこそ、その商品の良さを語れるし、全力でおすすめしたいなって思うものなので。「仕事だから紹介します」とかではなく、「紹介したいからこのイベントに協力してもらってる」みたいな感じですね。

ーー子育て中のママパパたちに、菊地さんが自信を持ってお勧めしたいモノが集結するんですね。

菊地 お子さん連れで過ごしやすい空間にすることも、意識しています。入場料無料で出入り自由なので、「子どもがグズっちゃったらどうしよう」なんて不安に思わないでほしいですし、おむつ替えもミルクも離乳食・幼児食も、会場で全部完結できるようにしています。気軽な気持ちで、遊びに来てほしいですね。

■「変わらないことが一番難しい」

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ーー母になる前となった後で、仕事への気持ちに変化はありませんでしたか。

菊地 私はバラエティのお仕事をたくさんやらせていただいてきて、以前は「こういう番組に出たい」とか「アシスタントMCをやれるようになりたい」とか仕事の目標があったんです。
でも今、子育てをしていることで、こういうイベントの企画もそうですし、育児に関するお話をさせていただく機会が仕事でも多くなって、日常と繋がっているから自分の本心でできることが増えているなあという感覚があります。
でもどっちがいいとかではなくて、バラエティでは「昔は体を張ってたのに」とか言われることもあるんですけど、全然やりたくないとかじゃないんですよ! 物理的に時間がなくてできないことはありますが、マインドは変わっていなくてどっちも本当の私なので、変わらずにテレビのバラエティもやらせていただきたいなと思っています。
変わらないことが一番難しいというか、ずっと出続けることが難しい世界でもあるので……あまり高望みせず、こうなりたい、ああなりたいっていうよりかは、現状を楽しんで、ずっと息が長いタレントになれたらいいな。

配信元: マイナビ子育て

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