ほうれい線やマリオネットラインなどの解消に用いられる「糸リフト」。手軽に施術が受けられることから、多くの人に支持されている美容外科の施術です。今回は糸リフトとは一体、どのような施術なのかを「アンティアージュ吉祥寺クリニック」の太田先生に解説していただきました。
監修医師：
太田 智之（アンティアージュ吉祥寺クリニック）
杏林大学医学部卒業。その後、杏林大学医学部付属病院、旭中央病院形成外科、東京警察病院などで形成外科医として経験を積む。2011年、東京都武蔵野市に「アンティアージュ吉祥寺クリニック」を開院。日本形成外科学会専門医。日本美容外科学会（JSAPS）、日本美容皮膚科学会の各会員。
編集部
糸リフトについて教えてください。
太田先生
糸リフトとは、医療用の特殊な糸を使って、顔のたるみやしわなどを改善する施術のことを言います。美容外科の分野で人気の高い施術です。
編集部
施術内容について、もう少し詳しく教えてください。
太田先生
細い医療用の糸を皮膚の下に挿入して、皮下組織を引っ張り上げることで、顔のたるみやしわなどを改善します。糸には細かなトゲがついており、それが皮下組織にひっかかり、持ち上げるという仕組みです。
編集部
その糸を取り出す必要はないのですか？
太田先生
糸リフトで使用する糸には様々なものがあり、体に吸収されるものもあれば、溶けずにそのまま残るものもあります。一般的には、体内でゆっくり吸収されていく糸を使用するので、取り出す必要はありません。
編集部
どのようにして皮膚に埋め込むのですか？
太田先生
糸リフトは皮膚を切開することなく、側頭部の1カ所から糸を顔に挿入していきます。傷跡も非常に小さく、また髪の毛を剃る必要もないので、他人に気づかれにくいという特徴があります。
※この記事はMedical DOCにて＜「糸リフト」のメリット・デメリットを医師が徹底解説! 周囲にバレない? 持続期間は?＞と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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