常識がない実母の言葉
母は鼻で笑い、手をひらひらと振って言いました。
「は?何言ってるのよ、よりこ。あちらはお金持ちでいらっしゃるからでしょう?うちとは住む世界が違うのよ。できる人が勝手にやればいいの」
母は病室のソファに深く座り込み、続けます。
「わざわざ私たちみたいな貧乏人が、お金持ちさんにお礼なんて言う必要なんてないでしょ」
その言葉を聞いた瞬間、私は目の前が真っ暗になりました。まるで義実家よりも自分が大変なのだからお礼はいらないとでも言いたそうな言葉がショックだったのです。援助に対してお礼すらもできないなんて。
あまりの言葉に我慢できなくなった私は反論しようと、口を開きかけました。
その時。
病室のドアがノックのあとに開きました。そこに立っていたのは、義母だったのです―――。
あとがき:あまりの常識のなさは「毒親」かも
自分が出産祝いを出さないだけでなく、多額のお祝いをした義実家のことまでないがしろにする発言をする実母。こうした常識のなさをみると、たしかに「毒親」かもしれないと思わされます。
さらにこの悪態を義母にも聞かれてしまった様子。よりこのショックは計り知れませんね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: kgrddm
(配信元: ママリ)

