「太子面」「布作面」も制作

また、今回は4つの面に加えて、「太子面(たいしめん)」「布作面(ふさくめん)」という二種の仮面も制作。「太子面」は、行道に参加する子どもたちが、ワークショップで自由に顔を描くための下地となる仮面で、樹脂を真空成形で加工して軽量な面に仕上げたため、子どもたちも付けやすく、次世代が文化に参加する入口になったという。
「布作面」は布で作られており、行道の進行や演出をサポートする面と当時の民衆を象徴する面の2種類がある。それらは、物語の広がりを担う新しい表現要素となり、伎楽を“地域の文化として蘇らせる”ための大切な役割を果たしているとのことだ。
新たな「GIGAKU」を創造し、2026年の公演を目指す
9月27日(土)に行われた「行道(練り歩き)」で、仮面を被った人々が村を練り歩く光景は、訪れた人々に古代の息吹と現代の創造性の両方を感じさせ、まさに“時空を超えた祭礼”になったとのこと。『伎楽』の復活は、歴史的資料を再現するにとどまらず、現代的な表現やテクノロジーを交えて再構築する試みだ。
「GIGAKU」プロジェクトは、「伎楽は人と人を繋ぎ交流させる芸能である」と語る森山開次氏と共に新たな「GIGAKU」を創造し、2026年の公演を目指しているという。
