
深田恭子が主演を務め、4つの家族の葛藤と成長をハートフルに描いた2018年のドラマ「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)が現在、TVerとFODで順次無料配信中。同作で深田演じる奈々とともに妊活に取り組む夫・大器(松山ケンイチ)は、視聴者からも“理想の夫”の声が上がるほど優しく、思いやりのある夫だ。だが10月29日まで無料配信中の第7話では、そんな“理想の夫”大器が珍しく感情的になるシーンが描かれた。それでもなぜか心温まる、奈々&大器の夫婦ゲンカのエピソードを振り返る。
■イライラが溜まった奈々&大器は…
住民同士の関係が密な“コーポラティブハウス”を舞台に、妊活カップル、子どもを作らないカップル、幸せを装う夫婦、男同士のカップル…という4組の秘密が互いに暴かれることによって巻き起こる騒動を描く同作。日々顔を合わせながら暮らすうち、彼らが自分たちとは違う価値観の理解を深め、成長していく過程がやさしい眼差しで描かれている。
物語の中心は、深田&松山演じる奈々と大器の“妊活カップル”。子ども好きな大器&奈々は不妊治療に踏み切ったはいいが、治療がうまくいかずそれぞれ落ち込み気味。不安とイライラが溜まり、第7話でとうとう口論に発展してしまう。
■「幸せじゃないのに幸せそうにしてるんですよ!」
「人工授精から体外受精にステップアップしたい」という奈々に、大器は「不妊治療、もうやめない?」と後ろ向き。さらに「つらそうにしてる奈々を見るのも嫌だし、つらいのを我慢してる奈々を見て見ぬふりするのも嫌なんだよ」と、強い口調で本音をぶちまける。
気まずくなって外に出た大器は、たまたま顔を合わせた隣人の真一郎(野間口徹)、亮司(平山浩行)と飲みに出かけ、その席でも「幸せじゃないのに幸せそうにしてるんですよ!絶対イラついてるはずなのにぶつけてこないんですよ。むしろ俺に気遣ってニコニコしてるんですよ。俺はそれが嫌なんですよ!」と珍しく奈々へのイライラを口にする――。
■心あたたまる夫婦ゲンカ、その中身は…
いつも優しく穏やかな大器にとって初めてと言っていいほどの荒れっぷりだが、口にする言葉は奈々への思いやりと愛情に満ちていて、見ていて不思議と心あたたまる。これこそが、多様な悩みを抱えるキャラクターをあたたかい視点で描く本作の真骨頂だ。
自身も不妊治療に追い詰められてカウンセリングに通うほどの大器だが、それでも不妊治療をやめようと思った理由は奈々のため。奈々がつらいのが苦しくて見ていられないし、奈々を幸せにできていない自分に腹が立つし、奈々が絶対に感じているはずのイライラを我慢しているのが絶えられないのだ。
どこまでも“理想の夫”な大器に、視聴者からも「大器、どこまでいい人なんだ」「大器の心のきれいさに泣ける…」の声が上がる。2012年にはNHK大河ドラマ「平清盛」で主演を務めた国民的俳優・松山だけに、酒の力を借りて荒れる演技もリアルなのに愛嬌があって魅力的だ。
互いを気遣うあまり衝突してしまう大器&奈々。11月1日(土)ではついに妊娠の兆候が見られ、2人の妊活は次のステップに突入する――。
なお、FODプレミアムでは「隣の家族は青く見える」を全話独占配信中。大器&奈々のエピソードに加え、平山浩行&高橋メアリージュン演じる“子どもをつくらないカップル”、眞島秀和&北村匠海の“男性同士のカップル”、そして野間口徹&真飛聖の“幸せを装う夫婦”、4組それぞれが互いに向き合い、成長する姿を一気見することも可能だ。

