筆者の話です。
母の好物はお寿司。
回転寿司ではタッチパネルやスマホでの注文が主流です。
機械が苦手な母と行くと注文係はすべて私。
慌ただしさを感じながらも、母の笑顔に「また連れていこう」と思い直します。
母と出かける楽しみ
母はひとりでの生活が難しくなったため、施設に入所しています。
感染症などが落ち着いていると外出許可が出るので、買い物や食事に連れ出すことがありました。
母は昔からお寿司が大好きで、外食の機会を心待ちにしています。
外出時に一緒に回転寿司へ行くのは、親子での数少ない恒例行事。
車いすを押して店内に入ると、母の表情がぱっと明るくなり、身を乗り出すような仕草に心がはずんでいるのを感じました。
その姿を見ると私も嬉しくなるのです。
タッチパネルに苦戦する母
ところが、今は注文方法が大きく変わりました。
タッチパネルやスマホでの操作が主流になり、母には少しハードルが高い様子。
何があるかなと言われてタッチパネルを見せても、良くわからないと言い出す始末。
「これ、どうやるの?」と隣で何度も聞かれ、私が代わりに注文を入れることになるのです。
「ハマチはある?」「茶碗蒸しは頼める?」と矢継ぎ早に聞かれ、画面を探す目も追いつかず、あたふたしてしまいます。
一皿一皿、母の好きそうなものを探し出すのにも神経を使うのでした。

