「尿管腫瘍」の初期症状をご存じですか? 早期発見のポイントを併せて医師が解説

「尿管腫瘍」の初期症状をご存じですか? 早期発見のポイントを併せて医師が解説

尿管腫瘍の前兆や初期症状について

尿管腫瘍は早期には自覚症状が乏しく、健診の尿検査で血尿を指摘されて初めて気づかれることも少なくありません。
最も典型的な症状は血尿であり、特に痛みを伴わず尿が赤っぽくなる「無症候性血尿」が特徴的です (参考文献1,2)。腫瘍が進行して尿の通り道が狭くなっていくと尿が膀胱に流れなくなり、水腎症という状態になります。水腎症の症状としては腰や背中の痛みがあります。

腫瘍性疾患に共通することですが、早期発見・早期治療が重要です。健診で血尿を指摘された場合や、原因不明の血尿が続く場合は泌尿器科での精査が勧められます。

尿管腫瘍の検査・診断

最初に行われるのは尿検査や超音波検査です。尿検査では尿中にどのような細胞や物質が含まれているのかを短時間で確認でき、超音波検査は簡便に水腎症の有無を確かめることができます。似たような症状が出る疾患に膀胱癌があるので、尿道から管をいれて膀胱をカメラで観察することで鑑別をすることができます。この検査を膀胱鏡検査といいます。

これらの検査結果から、腎盂から尿管の癌が考えられる場合には、尿細胞診や尿管鏡検査、尿路造影検査、MRI検査を行います。尿細胞診では尿中に悪性腫瘍を示唆するような異常な細胞が排出されていないかを顕微鏡で確かめるものです。尿管鏡検査で腫瘍がみつかれば、組織を一部採取して、顕微鏡で腫瘍の性状を確かめます。

これらの検査結果を総合して、尿管腫瘍のタイプや進行度を判定します。

配信元: Medical DOC

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