私と夫は2人とも楽観的な性格で、子育てに関しても「なんとかなるさ」というスタンスでやってきました。ところが、長女の小学校入学を目前にして、初めて本格的に教育方針について夫と話す機会があり、意見の食い違いに直面することになったのです。
久しぶりの夫婦2人時間で話題に出たのは…
ある夜、子どもたちが寝たあと、久しぶりに夫と2人でゆっくりお茶を飲みながら話す時間が持てました。
日常のたわいもない話から、自然と長女の話題に。私は「長女のお友だちが、もう足し算や漢字の勉強をしているみたいで、すごいよね」と軽く話したのですが、のんきな私の様子に夫はイラッとしたのか、和やかな雰囲気から一転、少しピリついた空気に変わっていきました。
「普通じゃダメ」夫の意外な主張
足し算や、絵本をひとりですらすらと読むことなどはまだできない長女。夫は「長女のできない部分をもっと伸ばしたり、補ったりしたほうがいい」と言い出しました。
しかし、長女はまだ幼稚園の年長です。私は「勉強は小学校に入学してからでも十分」と思っていたのですが、夫は「普通じゃダメだ。人よりも勉強できたほうが本人の自信につながるし、いろいろなことに挑戦する意欲が湧くはず。今からでも家で勉強する時間を作ったほうがいい」と真剣な様子で主張しました。

