「狭心症の症状」はご存知ですか?初期症状も医師が徹底解説!

「狭心症の症状」はご存知ですか?初期症状も医師が徹底解説!

狭心症の初期症状

動悸

はっきりとした痛みを自覚する前に、運動後に動悸や胸の違和感を感じることが狭心症の初期症状であることもあります。違和感や動悸を感じたら、運動を中止し休みましょう。また、一度循環器内科で精密検査をすることをお勧めします。

胸の違和感

初期の症状として、はっきりとした痛みとは感じずに、胸の違和感を訴える方もいます。運動後の胸の違和感、胸苦しさや就寝、起床時に胸の違和感があるとの訴えも多いです。同様の症状が繰り返し起こっている場合や、長く症状が持続している場合には、循環器内科を受診しましょう。

数分で改善する胸痛

労作時や安静時に起こる数分程度の胸痛にも注意が必要です。一瞬で収まるようなものは、神経痛などの可能性が高いですが、数分~数十分程度の長さの胸痛は狭心症の可能性が考えられます。何度か起こるようであれば、一度循環器内科を受診し精密検査を受けましょう。

「狭心症の症状」についてよくある質問

ここまで狭心症の症状を紹介しました。ここでは「狭心症の症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

狭心症を疑う症状がある場合、どのような検査を行いますか?

伊藤 陽子(医師)

まず胸部レントゲンや心電図の検査を行います。この検査で異常がある場合もありますが、狭心症の場合、症状が落ち着いているときには心電図に変化がないこともあります。この場合、採血などで基礎疾患の評価を行い、必要に応じて負荷心電図やホルター心電図検査を追加して行います。狭心症が強く疑われる場合には、冠動脈CTなどの検査を行うこともあります。

狭心症の症状と血圧に相関関係はありますか?

伊藤 陽子(医師)

高血圧がある場合には、動脈硬化が進行しやすいため狭心症を合併しやすくなります。動脈硬化を進行させないために、早めに血圧のコントロールを行いましょう。

狭心症の症状とよく似た病気を教えて下さい。

伊藤 陽子(医師)

逆流性食道炎や胆嚢炎などの症状が狭心症と似ていることもあります。症状だけでは区別がつかないことも多いため、病院を受診し精密検査を受けてください。

配信元: Medical DOC

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