胃の調子が悪いと唇に症状が現れることはある?
口唇炎や口角炎などの唇の症状は、胃の不調で起こることもありますが、他の原因であることも少なくありません。
ビタミンB群や亜鉛などのミネラル不足が起こると、口唇炎や口角炎が起こることがあります。この栄養不足は、胃腸の不調からの吸収不良が原因であることもありますが、偏った食事などが原因となる事もあります。
このほかにも唇をなめる癖など、病気が原因ではないことも少なくありません。まずリップクリームなどで保湿をし、それでも症状が持続する場合には皮膚科で相談をするとよいでしょう。
胃の不調も合併している場合には、消化器内科で相談しても良いと思います。
胃がんの前兆となる初期症状
胃がんは初期の段階では症状がみられないことが多いです。胃がんが進行することで次のような症状がみられるようになります。
みぞおちの痛み
胃がんが進行すると、痛みがみられることもあります。この場合、みぞおち辺りに胃が位置するためみぞおちの痛みとして感じることが多いです。この痛みの症状は、胃がんのみで起こるわけではありません。胃炎や胃潰瘍でも同様の症状がみられますが、持続する場合には、何かしらの胃の病気の可能性があります。早めに消化器内科で相談をしましょう。
吐き気、胸やけ
胃がんの症状は、痛みだけではなく吐き気や胃の辺りがムカムカするような症状がみられることもあります。これらのような症状が持続する場合には、胃の病気の可能性があります。胃がんだけではなく、ほかの病気でもみられますが、症状のみから区別することはできません。症状が続くような場合には、早めに消化器内科を受診することをお勧めします。
食思不振
胃の不調により食事がとれなくなったり、体重が減少するような症状がみられる場合には胃の重大な病気の可能性があります。食欲がない、体重が意図せず減るような場合には早めに消化器内科を受診しましょう。

