
元・テレビ東京のプロデューサーで、現在はフリーのテレビマン・佐久間宣行氏がメインパーソナリティの「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が、10月22日にライブ配信アプリ「17LIVE」にて生配信された。生配信では番組収録の様子やリスナーからのリアルタイムでのコメントに加え、本編放送後のイチナナ限定アフタートークも見ることができる。
■「ゲストを中心に面白くしたいっていう考え方に変わっていった」
この日は白いTシャツ姿で登場した佐久間氏は、「ニッポン放送 SPECIAL WEEK」のゲストとして出演したくりぃむしちゅー・有田哲平と共に「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ系)の裏話についてのトークを展開。佐久間氏が「テレ東出身者として、『アリケン』の話をしないと」とかつて有田がネプチューン・堀内健と共にテレビ東京でやっていた深夜バラエティー番組の名前を上げる。
実は、「アリケン」は当初はホリケンではなくザキヤマ(アンタッチャブル・山崎弘也)とやるはずだった番組などといった裏話を披露していく有田は、「(収録後に)必ず打ち上げに行ってたんですけど、打ち上げでこんなのやりたいっすね!って言ったやつが実現していくんですよね。もちろん全部じゃないですけど、半分くらい。本当うれしかったなぁー。それでやっぱ味をしめてるんですよ」と当時を振り返る。それを聞いた佐久間氏が、「番組を構成するのが、演出するのが面白いんだなこれって(なった)?」と噛み砕くと、有田は「めちゃめちゃ面白い。しかも、本当に実現するから」と興奮気味に頷いた。
さらに有田は「そうなった時に、演出はしてるけど、自分は出てもいるじゃないですか?」と口にすると、自身が企画を考えてすべての流れを知っているのに、演者だからこそそれを驚いたり嫌がったりしなければ成立しなくなってしまうことに“気持ち悪さ”を感じたという。「だから、これはよくないなと思って、『脱力タイムズ』とかは…」とメインキャスターだけでなく自身が総合演出も務めている人気番組の名前を上げる。
佐久間氏が「要は(有田さんは)企画を知ってる人として出て、無茶振りとかを知らないのは、毎回ゲストだけってこと?」と要約すると、それを首肯する有田は「僕は、この企画でのしあがってやろうっていうよりは、ゲストを中心に面白くしたいっていう考え方に変わっていったんですよ」とコメント。続けて、「僕がウケたというよりは、人が笑いをとってるのを見て、よっしゃー!って思うようになっちゃったっていう…何なんでしょうね、これ(笑)」とお笑い芸人という演者としてだけの頃から、演出家という面も持つ今に至るまでの心境の変化を語る。
■「ヒコロヒーが見たことないぐらい真剣な顔で…」
「それが演出家の醍醐味ですよね」と有田の話に共感する佐久間氏は、自身が「脱力タイムズ」に出演した際に驚いたことも明かす。「俺も何回かコンプラ委員会(コーナー「脱力コンプライアンス委員会」)に呼んでいただいて、びっくりしましたよ」と話し始める佐久間氏は、「コンプラ委員会って、ヒコロヒーがメインにいて、最後にゲストへのダメ出し?その日の伏線回収?みたいな(ことをするコーナーで)」と説明。
佐久間氏は「俺、呼ばれたけど、(どういう形式で進行していくのかを)知らなかったから、ある程度はダメ出しするところのポイントがあるのかなと思って現場に行ったら、ヒコロヒーが見たことないぐらい真剣な顔でVTRを観てて」と驚きの声を上げ、「『え、ヒコロヒー…これって台本ないんだね』って言ったら、『ないです。佐久間さんは佐久間さんで探してください』って言われて。マジで!?と思って」とまさかの全アドリブだと知って衝撃を受けたと、豪快に笑う。
「俺、びっくりしましたよ!これマジで、現場で考えるんだっていう」と目を丸くする佐久間氏は、「でさ、有田さんが笑うようなことを考えないといけないから、あんなにフランクなヒコロヒーが話しかけてもメモってて全然そっけないの」とヒコロヒーの真剣さを暴露すると、有田は「隅から隅まで観てくれてますからね」と感謝を述べる。佐久間氏が「すごいですね、あれ。ずっとやってるヒコロヒーもすごい」と驚くと、有田は「すごいです。本当にありがたいです」とヒコロヒーら「脱力コンプライアンス委員会」の面々を絶賛していた。
今回のイチナナ限定アフタートークでは、本編を振り返る佐久間氏。「全然時間が足りなかった」と頭を抱えると、ゲスト出演した有田に聞きたかったことを次から次へと上げていく。そして、「単純にくりぃむさんは俺がずっとファンなので」とくりぃむしちゅーへの憧れと熱い思いを語っていた。

