
波瑠と川栄李奈がW主演を務める金曜ドラマ「フェイクマミー」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第4話が、10月31日(金)に放送される。このほど、茉海恵(川栄)の一人娘・いろは(池村碧彩)が通う柳和学園小学校の教師・佐々木智也役の中村蒼にインタビューを実施。初の小学校教師役を演じる上で参考にしたことや、撮影現場での様子などについて語ってもらった。
■禁断の“母親なりすまし”から始まるファミリークライム・エンターテインメント
本作は、次世代を担う脚本家の発掘・育成を目的としたプロジェクト「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」の第1回で大賞を受賞した、園村三の同名作品をドラマ化。
正反対の人生を歩んできた二人の女性が、子供の未来のために“母親のなりすまし”という禁断の“フェイクマミー(ニセママ)”契約を結ぶことに。母親業のアウトソーシングから始まる、うそとトラブルだらけのファミリークライム・エンターテインメントだ。
大手企業で順調にキャリアを築いていたものの訳あって退職し、転職活動に苦戦していた花村薫(波瑠)は、ベンチャー企業「RAINBOWLAB」の面接を受けた際、社長を務める元ヤンのシングルマザー・日高茉海恵(川栄)と出会う。
薫は茉海恵からの依頼で、名門私立・柳和学園小学校への受験を控えた茉海恵の娘・いろは(池村碧彩)の家庭教師を務めることに。そんなある日、茉海恵から「お受験の日、私の代わりに“ママ”として面接を受けてほしい」と持ち掛けられる。
もしバレてしまったら刑罰に問われる可能性があり、入学後のことも考えて断る薫だったが、やがて二人は、禁断の“フェイクマミー(ニセママ)”契約を交わすことに。そんな母娘の前にはさまざまな問題が立ちはだかっていく。
■小学校教師役は「子どもと“生徒”としてではなく、“一人の人間”として向き合えたら」
――初めて小学校教師役を演じられていますが、実際に子どもたちとの撮影はいかがですか?
本当の小学校さながらに、ワイワイとにぎやかな雰囲気です。教壇に立つ自分の姿を見ても新鮮で、不思議な感覚があります。
撮影ではさまざまなトラブルが起こることがありますが、子どもたちは本番になるとお芝居にしっかりと集中してくれて、年齢的に難しいだろうなと思うこともやりきってしまう。その姿が本当に素晴らしいなと感じています。
――教師役を演じるにあたって、参考にされたことはありますか?
自分の小学生時代の先生を思い返してみたかもしれません。怖い先生もいましたけど(笑)、自分が「いい先生だな」と感じた方は、あまり子ども扱いせず、対等に接してくれていた印象があります。
今回演じるのは私立の小学校の先生なので、子どもと“生徒”としてではなく、“一人の人間”として向き合えたらいいなと思いながら演じています。
――以前、「智也とは共通点はない」とお話されていましたが、撮影が進んで変化はありましたか?
そこはあまり変わっていないかもしれません。ただ、波瑠さんが演じる、柳和学園で会う薫さんや、川栄さんが演じる、「Itteki」で会う“まみえる”さんと接するシーンでは、少し笑顔が見えたり、フラットな状態で向き合っている感じがします。なので、そういう部分は自分と通じるところがあるかもしれません。
――「自分だけが感じる小さな幸せを持っているところは似ている」とも話されていました。中村さんご自身の“小さな幸せ”は?
サブスク(サブスクリプションサービス)で好きな作品を見ることです。あとは常にセリフを覚える作業があるので、「明日は休みです」という日は一切台本を読まないようにしています(笑)。その“読まない時間”が、つかの間の休息時間で僕にとってささやかな幸せです。

■明るい共演者たちとの“信頼関係”と“ちょうどいい距離感”
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
年齢が近い方も多いので、和やかに進んでいます。これまでに共演したことのある方も多く、気兼ねなく話せる雰囲気が漂っています。特に波瑠さんとは10代の頃から何度かご一緒しているので、信頼関係の上で挑めている感覚があります。
――川栄さんの印象を教えてください。
普段から無邪気に笑っていらっしゃる印象があります。お芝居では、子育てをしながら会社も支える社長というパワフルな役なので、対峙した時にそのエネルギーを感じます。すごくエネルギッシュで明るい方です。
――黒木竜馬役の向井康二さんとは、いろはの“ニセパパ”として接する機会が多いですね。
向井さんがいると、撮影現場が一気に明るくなります。物語の中ではいろはの“ニセパパ”として竜馬と関わることが多いのですが、副社長としての本来の姿を見る機会はまだなくて。それでも画面越しから、社長の右腕として支えるスマートさや頼もしさが伝わってきます。
――池村さんとはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
カメラが回っていない時は、学校の話を聞いたり、好きなものを聞いたりしています。お芝居になると自然に“いろは”になっていて、その切り替えが本当にナチュラルなのでうらやましく感じます。
すごく明るいので、撮影現場の誰からもかわいがられています。波瑠さんや川栄さんたちとは、さまざまな遊びをしているそうなのですが、僕とは会話が中心。僕に対して“先生”という意識があるのか、少し距離を置いて接してくれている気がします。その感じも役の関係性に近くて、ちょうどいい距離感だなと思います。

■「信じる道を切り開いていく薫の姿から、生きる力を受け取ってもらえたら」
――「視聴者の方にとって、本作が日々の元気になれば」とお話されていましたが、特にどのようなシーンでそう感じられていますか?
日高家は一見恵まれた家庭ですが、その家庭内では当事者にしか分からない悩みがある。柳和学園に通っている生徒たちにもさまざまな家庭があります。ママ同士が見えの張り合いをしている中で、それぞれが“見せない苦しみ”を抱えていると思うんです。
ドラマが進むにつれて、そうした裏側が描かれていくので、「悩んでいるのは自分だけじゃない」と感じてもらえるのではないでしょうか。そして、波瑠さん演じる薫は、同調圧力にも負けずに自分の信じる道を切り開いていく人。そんな姿から、生きる力を受け取ってもらえたらと思います。
――第4話の見どころを教えてください。
第1〜3話で抱えていた智也の“モヤモヤ”という点たちが、第4話で少しずつ線になっていきます。彼なりに問題に立ち向かっていく回で、このドラマの最初の大きな山場になると思います。ぜひ楽しみにしてもらえたらうれしいです。


