私は「母親」になる
しばらく車の中で1人でいる時間を作ったのは、私が冷静になるためにとても良い選択だったと思う。
今日のところは、とりあえず、もう少し時間をつぶしてから実家に行こう。夫のことは何も言わず、ただゆっくりしたい。
私の心は、もうすでに、昨日までの「新婚の妻」としての自分ではなくなってしまった。 康太への愛はすっかり冷めてしまったが、父親としての責任は果たしてほしい。そして、私は母親になる。その後、再び愛せるかどうかは今後次第で、今はわからない。
私はコンビニで温かい飲み物を買い、ゆっくりと飲んだ。たった一晩で変わってしまった日常だけど、前を向いて自分を大事に生きていきたい。
あとがき :母親としての覚悟
ナツは康太への愛情が完全に冷め切ったことを自覚し、母親としての覚悟を固めました。彼女はもう悲しんだり、迷ったりしていません。出産を間近に控え、子どもにとって最善の選択をするために、冷静に現実と向き合っています。
康太を「夫」としてではなく、「父親」として受け入れると決めたナツ。彼女のこれからを応援したくなるエピソードでした。
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

