大腸がんによい食べ物についてよくある質問
ここまで、大腸がんのリスクを下げる食事方法や治療後の食生活のポイントなどを紹介しました。ここでは大腸がんの食事についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
食事で大腸がんを予防できますか?
中路 幸之助(医師)
大腸がんの発生には、食生活のほか喫煙・身体活動などの生活習慣や、家族歴など複数の要因が関わっています。そのため「食事内容に気を付ければ大腸がんにならない」とはいえません。しかし、今回の記事で紹介した内容も参考にしながら食事の内容や摂り方に気を配ることで、大腸がんの罹患リスクを低減できると考えられます。
大腸がんの手術後におすすめの食べ物は何ですか?
中路 幸之助(医師)
大腸がんの術後に食べてはいけない食品はありませんが、食べ過ぎてはいけない食品がいくつかあります。まず動物性たんぱく質について、甲殻類や脂肪の多い肉は消化器への負担が大きいので、脂肪の少ない魚や鶏肉がおすすめです。また、食物繊維は摂りすぎに注意が必要ですが、キャベツや大根など煮崩れやすい野菜を選んで加熱すれば消化器への負担は少ないでしょう。このような食材を選んだうえで、炒め物や揚げ物は避け、煮たり蒸したりすることで油分を抑えてやわらかく調理できるはずです。
編集部まとめ
人口に対する大腸がんの罹患率は年々増加傾向にあります。
その発症には生活習慣が深く関連するとわかっており、大腸がんの増加原因の一つとして考えられるのが、日本人の食生活が欧米化し低食物繊維・高脂肪になったことです。
もちろん食事以外にも発症に関わる要因はありますが、大腸がんは日常的な食事の工夫により発症リスクを低減できるがんともいえるでしょう。
また、大腸がんに罹患して治療をした場合も、身体の状況にあった食事摂取をすることで療養生活の負担を和らげられる可能性があります。

