手術によるワキガ治療の流れと注意点

ワキガの手術は入院が必要ですか?
病院によって異なり、日帰り(※)で手術できる場合もあれば、数日入院が必要となる場合もあります。※術前検査・術後の経過観察が必要です。
ワキガ手術の流れを教えてください
臭いの程度、残る傷の大きさ、手術後の回復にかかる時間、合併症のリスクなどのファクターを考慮し、医師との話し合いによって術式を決定します。各手術の大まかな流れは以下のとおりです。
皮膚剪除法、有毛部皮膚切除術、超音波吸引法
麻酔(局所もしくは全身)
皮膚の切開
アポクリン腺の除去
縫合
創部にガーゼを当てて圧迫固定
入院の有無や麻酔の方法によって細かい流れは異なってきます。これらは、病院の方針や術式によって決まります。患者さんの意向を考慮して決める場合もあります。
ミラドライ
片脇あたり30~40分程度マイクロウェーブを照射します。
日帰りで行われ、脇の固定などもなく、術後すぐに日常生活に戻ることができます。
ワキガ手術後に傷は残りますか?
皮膚剪除法では、脇の中央部に少し傷跡が残ります。皮膚切除術では、皮膚剪除法よりも切開の範囲が大きいため、その分大きく跡が残る傾向があります。ミラドライ法では、皮膚を切開しないため、傷は残りません。超音波吸引法では、切開部位が小さいため、傷が残ったとしても皮膚のしわに隠れる程度のものです。
ワキガの手術後の注意点を教えてください
手術後は、腕を大きく動かすことを避け、できるだけ安静にして過ごします。日帰りや短期間の入院にて手術を行った場合は、病院を出た後、より安静にするよう強く意識することが必要となります。
合併症として、血腫や感染症、皮膚壊死などを来たす可能性があります。また、術後数ヶ月の間に、色素沈着や、皮膚のひきつれが生じることもあります。異変を感じた場合には、手術をした病院に相談しましょう。
編集部まとめ

ワキガは、欧米では生理現象として受け入れられているものの、日本では嫌悪感を抱く傾向があり、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。しかしご自身の対処法で臭いが消えない場合でも、病院で治療することができます。臭いの程度や生活へ及ぼす悪影響の度合いによって、薬や手術など治療法を選択することもできます。それぞれメリットやデメリット、費用がさまざまなので、ご自身に合った方法を選択するとよいでしょう。なお、保険適用外の治療法においては、病院ごとに費用が異なりますので、よく調べて選択することが大切です。
参考文献
日本形成外科学会 腋臭症診療ガイドライン
腋臭症(わきが)|日本形成外科学会
ワキガ(腋臭症)の治療〜ニオイの診断と手術

