「手首がズキズキ」する時の対処法はご存じですか?主な原因も医師が解説!

「手首がズキズキ」する時の対処法はご存じですか?主な原因も医師が解説!

「手首がズキズキ」する症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「手首のズキズキ」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

腱鞘炎・ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

腱鞘炎は、手首や指を動かすための腱が通るトンネル(腱鞘)に炎症が起きる病気です。パソコンやスマートフォンの長時間使用、育児での抱っこ、家事、スポーツなど、手や指を酷使することが原因となります。まずは手首の安静、湿布や塗り薬、サポーターなどで保存的治療を行い、改善が見られない場合は手術を検討することもあります。安静にしても痛みが引かない、日常生活に支障が出る場合は整形外科を受診してください。

関節リウマチ

関節リウマチは、免疫の異常により、関節に炎症が起こる自己免疫疾患です。進行すると関節が破壊され、変形してしまうことがあります。薬物療法が中心となりますが、早期に治療を開始することが非常に重要です。手首や指の関節に左右対称の痛みや腫れがある、朝起きたときに手首や指がこわばって動かしにくい「朝のこわばり」といった症状が数週間以上続く場合は、整形外科やリウマチ科を受診してください。

TFCC損傷

TFCC損傷は、手首の小指側にある軟骨や靭帯からなる組織が損傷する病気です。転倒して手をついたときや、スポーツで手首をひねる動作を繰り返すことで起こります。まずはサポーターなどで手首を固定し、安静にすることが大切です。痛みが強い場合や保存的治療で改善しない場合は、手術を検討します。手首の小指側に常に痛みがある、ひねる動作で痛みが強くなる場合は、整形外科を受診しましょう。

手関節滑膜炎

手関節滑膜炎は、関節を包む滑膜に炎症が起こる病気で、繰り返しの負荷や外傷、関節リウマチなどが原因となります。手首の腫れや熱感があり、安静にしていても痛みが続く場合は、整形外科を受診し、安静や抗炎症薬などによる治療が必要です。

ガングリオン

手首の関節や腱のそばにゼリー状の袋ができる良性腫瘤に、ガングリオンと呼ばれるものがあります。神経や血管を圧迫するとズキズキ痛みやしびれを引き起こします。処置や手術が必要な場合もあるため、整形外科を受診しましょう。

手根管症候群

手首の真ん中にある「手根管」というトンネルで神経が圧迫される病気です。ズキズキする痛みに加えて、しびれや夜間の手の痛みが特徴です。ひどくなると筋肉が萎縮したり、手の力が入りにくくなるため、しびれが気になる場合は早めに整形外科を受診しましょう。

「手首がズキズキ」するときの正しい対処法は?

早く治したい時はどうしたら良いのか

「早く治したい」と思うなら、何よりもまず痛みの原因となっている動作を休止し、安静にすることです。痛みが出始めた急性期には冷やしたりや冷却効果のあるスプレーを使い、慢性期には温めることで血行を良くすることが効果的な場合もあります。

スマホを持つときの注意点

スマートフォンの使いすぎによる手首の痛みは、片手操作を避ける、手首を不自然に反らせない、30分に1回は休憩を取るといった対策が重要です。

腱鞘炎用のサポーターなどをするべきか

腱鞘炎用のサポーターを使用することで手首の動きを制限し、負担を軽減する効果があります。しかし、サポーターはあくまで補助的な役割と捉え、必要な時だけ適切に使うことが重要です。根本的な解決のためには、安静にすることや、痛みの原因となっている動作を見直すことが最も大切になります 。

配信元: Medical DOC

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