すぐるさんは既婚者の自称エリートサラリーマン。しかし、妻帯者であることを隠し、「山田カイト」という偽名を使ってまゆかさんと不倫をしています。さらに勤務先まで偽り、まゆかさんにはニセの名刺を渡しているのです。
まゆかさんから妊娠を告げられたすぐるさんは、不倫関係を継続するため、まゆかさんの仕事への情熱や自分への愛情を利用し、半ば強引に子どもを断念させます。しかし、まゆかさんは何者かに電話をかけ、すぐるさんについて相談。
そんな中、すぐるさんは妻との間に子どもをもうけようと考え始めます。しばらくは平穏な毎日が続きますが、数カ月後、まゆかさんに中絶手術を受けていないと知らされたすぐるさん。人工妊娠中絶のリミットが迫っていることに焦ったすぐるさんは、鬼の形相でまゆかさん宅へ。するとそこには、妻・はるかさんが待ち受けていたのです。
夫の洗濯物に違和感を覚えた妻
私がどうしてすぐるの不倫相手の家にいるかというと……。
















まゆかさん妊娠報告の3カ月前……。
出張と偽り、まゆかさん宅から自宅へと帰ってきたすぐるさん。
はるかさんは、すぐるさんが出した洗濯物をチェックする中で、かすかな違和感を覚えます。きれい好きなすぐるさんが、靴下だけ着替えていなかったことに気づいたのです。
「前日と同じ靴下を履いたということは、脱いだ靴下をどこかで洗濯したからということ」そう結論づけたはるかさんは、すぐるさんの浮気を疑ったのでした。
はるかさんが冷静で勘のいい女性だということもありますが、靴下ひとつで浮気を疑われるということは、すぐるさんに普段から疑わしい言動があったのかもしれません。
論理的に説明ができない直感的な勘を「第六感」とよくいいます。物ごとに対して本能的に違和感を覚えた場合、はるかさんのようにひとつひとつひも解いて考えることで、正しい結論にたどり着けるのかもしれませんね。
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