「イライラして眠れない」ときの対処法はご存じですか?考えられる病気も医師が解説!

「イライラして眠れない」ときの対処法はご存じですか?考えられる病気も医師が解説!

すぐに病院へ行くべきイライラ・ストレスと不眠に関する症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

イライラして眠れず気分が高揚しすぎる症状の場合は、精神科へ

不眠に加え、気分が異常に高揚し、眠らなくても平気、自分が偉大だと感じるなどの症状がある場合、躁うつ病・双極性障害の可能性が高いです。脳機能が過度に活動している緊急性の高い状態であり、すぐに精神科での気分安定薬による治療が必要です。

病院受診・予防の目安となる「イライラして眠れない」ときのセルフチェック法

・不眠が2週間以上続き、週3日以上眠れない
・ストレスが改善されたにも関わらず不眠が続く場合
・食欲不振、体重減少、強い疲労感、興味・喜びの喪失などの抑うつ症状や、自傷他害の衝動がある

「イライラして眠れない」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「イライラして眠れない」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

睡眠障害

不眠症は、睡眠の質の低下が原因で日中の生活に支障をきたします。イライラが不眠を引き起こす精神生理性不眠症も含まれます。治療は睡眠衛生指導と認知行動療法(CBT-I)が中心で、症状が続く場合は医療機関への受診が必要です。

うつ病

気分が落ち込むだけでなく、イライラや焦燥感が強く出るタイプのうつ病もあります。原因は、脳内の神経伝達物質の機能低下です。休養と抗うつ薬による治療が中心で、抑うつ気分と喜びの喪失が2週間以上続いたら精神科を受診してください。

躁うつ病・双極性障害

うつ状態と、気分が異常に高揚する躁状態を繰り返す病気です。躁状態ではイライラと不眠が同時に現れ、緊急性が高いです。治療は気分安定薬が中心で、社会生活に支障が出るほどの気分の波がある場合は精神科受診が必要です。

更年期障害

閉経前後の女性に多く、エストロゲン減少による自律神経の乱れからイライラ、不眠、ほてりなどが生じます。治療にはホルモン補充療法(HRT)などが用いられます。日常生活に支障が出始めたら、婦人科または更年期外来を受診してください。

自律神経失調症

ストレスや不規則な生活により、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、イライラ、不眠、頭痛など全身に不調が現れます。治療は生活習慣の改善と薬物療法が中心です。内科で異常がないにもかかわらず不調が続く場合は精神科・心療内科へ受診が必要です。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

トラウマ体験のフラッシュバックと、常に警戒している過覚醒が特徴で、強いイライラや不眠が生じます。専門的な精神療法(トラウマ焦点化CBTなど)と薬物療法が必要です。フラッシュバックを伴う不眠が続く場合は、トラウマ治療を専門とする精神科を受診してください。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。