【広島県広島市】仏壇を現代の生活に合わせて甦らせる、菩提樹の「花再生」事業に注目!


菩提樹(ぼだいじゅ)は、広島金仏壇の伝統技術を生かし、使われなくなった仏壇を再生する「花再生(リバイバル)」事業を開始した。この事業は広島県の「経営革新計画」として正式に認定されており、地域の伝統技術の継承と現代の暮らしに寄り添う新しい祈りの文化づくりを目指している。

現代の暮らしと心の両立を目指す「花再生」事業


かつて日本の家庭には、先祖を祀る仏壇が当たり前のようにあった。しかし、現代では住宅の小型化やマンション住まいの増加により、「仏壇を置くスペースがない」「家の雰囲気に合わない」といった理由で、仏壇を引き継がず処分する家庭が増えているという。

実際に、仏壇業界の市場はこの20年で大きく縮小し、職人の数も激減。広島が全国一の生産量を誇った金仏壇の技術も、継承の危機に直面しているという。しかし一方で、「形は変わっても祈りは残したい」という声も少なくないのだそう。こうした現代の暮らしと心の両立を目指して誕生したのが、「花再生」事業だ。

仏壇再生までの流れ


「花再生」は、長年家にあった仏壇を解体し、素材や部材を再利用して“現代の祈りの器”として甦らせるプロジェクト。職人が一台一台丁寧に診断し、残すべき素材を見極めたうえで、生活空間に合わせたデザインに再構成する。

「花再生」では、古い仏壇を預かり状態や素材を調査し、再生可能な部材を選定する「診断・引き取り」、継承すべき本尊(仏像・掛軸)と位牌を確認し、サイズ保存する「継承の確認」、住宅の雰囲気に合うサイズ・意匠(モダン・和風・ナチュラルなど)を設計する「設計・意匠提案」、伝統技術「金組子」「金具細工」「蒔絵(まきえ)」「欄間(らんま)彫刻」を活かしながら再構成する「再生加工」の流れを経て、「仕上げ・納品」となる。


新しい祈りの空間として完成した仏壇は、仏壇とは気づかれないほど自然な佇まいに。


依頼主の想いを引き継ぎながら、伝統と現代の感性を融合させた「祈りの再生」が「花再生」事業の特徴だ。

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