ほしのあき:アラフィフの「努力の結晶」が「ゴツゴツ」に見える悲哀
痩せぎみのスタイルに賛否が起きた女性芸能人といえば、タレントのほしのあきさんもそのひとり。
ほしのさんは以前、自身のInstagramで、「去年買ったのに出番がなく着れてなかった」という水着ショットを公開。大胆に背中を見せた姿は、「アラフィフでスタイル維持してるのほんとすごい」「相変わらず美しいです」と称賛を浴びました。
ですが、背筋の陰影が浮き出た様子に**「なんか背中ゴツゴツしてるね」「セクシーに見えない」**といった厳しい声も寄せられてしまったのです。
彼女のインスタグラムではボディメイクの投稿も多数あり、この体型が努力の賜物であることは明らかです。しかし、かつて「グラビアクイーン」として世間が求めたのは、ふんわりとした柔らかい「可愛らしいセクシーさ」。
現在の「鍛えられたシャープなセクシーさ」は、彼女自身の美意識の現れであり、その努力は賞賛に値します。それにもかかわらず、世間の「理想とするセクシーのイメージ」から外れると、ネガティブな反応が返ってくるという、なんとも悲しい現実を示しています。
熊田曜子:「セクシーのTPO」を問われた、過激すぎるテレビ企画
体型そのものより、「アピールの仕方」が賛否を呼んだのが、タレントの熊田曜子さんです。
先日放送されたバラエティ番組『くりぃむナンタラ』の人気企画「あのちゃんに嫌われたい」に、熊田さんは出演。この企画は、共演者のタレント・あのさんに嫌われることが目的という“ドッキリ”形式で行われました。
熊田さんはドッキリと知らずに過激なセクシーアピールを連発。食レポで「胸元をびしょびしょにする」など、やりすぎとも取れる行為に、ターゲットであるあのさんは「見苦しいですよ」「こんなことしてまでテレビ出たくない」とバッサリ。
ネット上では「めっちゃ笑った!」と企画自体を楽しむ声があった一方で、「あのちゃんの言う通り。セクシーじゃなくて下品」「見ていて不快」といった嫌悪感を示す反応も多数寄せられてしまいました。
熊田さんは後に自身のインスタグラムで「嫌われるように頑張ったらやり過ぎました」と予告投稿があったことを明かしており、番組の企画として「炎上を狙った」側面があったのかもしれません。しかし、ここで問題になったのは、彼女の美しさではなく、*「セクシーアピールのTPO」です。
深夜のバラエティ企画とはいえ、視聴者が「公共の場」として捉えるテレビで、どこまでセクシーさを追求していいのか。世間が許容する「セクシーさ」の線引きは非常に曖昧で、芸能人がその境界線を攻めすぎると、すぐに「下品」という批判に転じてしまうのです。

