
及川光博が演じる恋のために家を買おうとする50歳の心優しきゲイら、現代でさまざまな偏見の中で生きる“社会のすみっこ”にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描くヒューマンドラマ「ぼくたちん家」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)。11月2日(日)に第4話が放送予定で、今ならTVerで第1〜3話が無料配信中。まだ放送に追いつけるこのタイミングで、「ぼくたちん家」を振り返ってみよう。
■第1話あらすじ
動物飼育員の波多野玄一(及川)、50歳。恋愛対象が男性の、いわゆるゲイのおじさん。ペット禁止のアパートで、老犬2匹、亀1匹と暮らす玄一は、今日も縁側でファミリーサイズのアイスを独り占め。でも年のせいか、3口食べたらもう限界。そろそろ、一緒に食べてくれる恋人がほしい…。
そう思い立って“パートナー相談所”に行ってみるものの、プライバシーの保護がどうとかで、顔写真には全員モザイクがかかっているし、そもそも自分みたいなおじさんには縁がなさそうだし…。なんだか空しくなって、「大丈夫です。アイス、ひとりでコツコツ食べます」。
諦めて帰ろうとする玄一に、相談所の百瀬(渋谷凪咲)が言う、「恋と革命です。『人間は、恋と革命のために生まれてきたのだ』。太宰の言葉です」。その何気ない一言が、玄一の眠っていた情熱を突き動かす。
一方、人生も恋も冷めきったクールなゲイ・作田索(手越祐也)、38歳。中学校教師の索は、受理されるはずもない婚姻届を持っていた。“夫となる人 吉田亮太。夫となる人 作田索”。世の中にあらがいたくて、書いてみたのはいいけれど、「意味ないよね」。
誰からも保証も祝福もされない、人生も恋も冷めきった索は、恋人・吉田(井之脇海)と別れ、同棲も解消。帰る場所がなくなって車中泊を続ける中で、一回り年上の心優しき不器用なゲイ、玄一と出会う。
索の恋が他人事とは思えない玄一は、「家を買うってどうですか?」。俺たちの恋愛に意味がないと思うなら、自分たちで意味をつくればいい。人間は、恋と革命のために生まれてきたのだ。「家を買って『かすがい』にして、俺たちの恋愛にだって意味があることを証明しましょう。それが、俺たちの恋と革命です!」。
そんな玄一に、索の生徒・楠ほたる(白鳥玉季)が突然、「3000万円あります。家欲しいんですよね。私、あなたを買います」。中3にもかかわらずアパートで1人暮らし。学校にも行かずトーヨコ通いのほたるは、なぜか3000万円を隠し持っていた。
第1話では、玄一が男の子を好きなことに罪悪感を抱いていたことに、SNSで「アイス食べながら過去のことを話すシーン泣けました」「ホームランバーの話にちょっとうるうるしてしまった」「切ないアイスシーンだった」「ドラマ見てたら大きなアイス食べたくなっちゃった」などのコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。
■第2話あらすじ
「家を買うってどうですか?」――。心優しきゲイのおじさん・玄一は、ひょんなことから知り合った、人生も恋も冷めきったクールなゲイの中学教師・索に、家を買おうと提案。「家を買って『かすがい』にして、俺たちの恋愛にだって意味があることを証明しましょう!」。索に幸せになってほしくて言ったものの、ドン引きされてしまう。
落ち込む玄一に、アパートの隣人・ほたるが、「家、欲しいんですよね?私、あなたを買います」と、いきなり3000万円が入ったスーツケースを持って来た。索の生徒で中学3年生のほたるは、アパートに1人で住んでいて、まともに学校に行かずトーヨコ通い。
ロクデナシな父・仁(光石研)は離婚して新しい家族を持ち、母・ともえ(麻生久美子)も家を出て行ったまま戻ってこないようで…。なぜか3000万円という大金を持っていたほたるは「このお金あげるんで。あなたはこれで家を買って、その代わりに私の親のフリしてください」。学校との面倒くさいやりとりがある時だけ、親のフリをしてくれればいいと言うほたる。面食らう玄一が事情を聞いても、ほたるは何も答えてくれない。
一方、恋人・吉田との同棲を解消したばかりで家がない索。差し当たって、玄一が勤める動植物園の駐車場に勝手に車を止めて車中泊。朝起きると腰が痛いし、着替えの靴下は片方だけ見つからないし、おまけに玄一がおせっかいを焼きに来て、もうウンザリ。早くちゃんとした部屋を探さなきゃ…と思っていた矢先、園の警備員に注意され、駐車場を追い出されてしまう。
玄一のスマホに、索から電話が来る。駐車場を追い出されたことを心配する玄一に、「それよりも、ほたるさんの件ですけど」。玄一とほたるを親子だと信じて疑わない索は、ほたるの進路も含め、警察を交えて面談がしたいと言う。「事件のこと、今のお父様の状況など、お話しいただくことになると思います」…事件?警察?何が何だかサッパリ分からない玄一。アパートの大家・井の頭(坂井真紀)も、ほたるの秘密を知っているようだった。
第2話では、ほたるの現状を知って父親のふりをしてやる玄一と、玄一が受けた過去の言葉に怒るほたるのシーンに、SNSで「ほたるちゃん絶対幸せになって」「ほたるも玄一も索も幸せになって~」「『ぼくたちん家』見てボロボロ泣いてしまった」などの温かい声が相次いだ。
■第3話あらすじ
「親のフリ、しようと思います」――。玄一は、同じアパートで1人で暮らしている中学3年生のほたるに頼まれて、秘密の親子契約を締結。もともとほたると一緒に暮らしていた母・ともえは、会社のお金3000万円を横領した疑いで警察に追われ、現在も逃亡中。
母が横領なんてするはずない、何か訳があるに決まってる、だから施設に行かずにここで母の帰りを待ちたい…そんなほたるの気持ちを大事にしてあげたくて、卒業までの半年間だけ父親のフリをすることに決めた玄一。契約金として、ともえが残していった3000万円を渡してくるほたるに、玄一は「お金はいらないよ」と拒否するものの、「持っとくだけでいいんで」とお願いされて、ひとまず預かっておくことに。
そうとは知らず、2人を本当の親子だと思い込んでいる索は、玄一に誘われ、2人が暮らすアパートの隅で車中泊を始める。恋人・吉田との同棲を解消したばかりで家がない索。ちゃんとした部屋がほしいけれど、さすがに自分の生徒と同じ屋根の下で暮らすわけにはいかないと、新しい部屋が見つかるまで車の中で寝泊まりすることに。
アパートの大家・井の頭も交え、奇妙な形でスタートした玄一、索、ほたるの共同生活。久々に心が弾む玄一は、朝、おにぎりを作ってみんなにお裾分け。でも索は「いつも食べないんで、大丈夫です」。ほたるも「親のフリするのは、頼んだ時だけでいいです」…玄一の気持ちは空回り。
そろそろ卒業後の進路を決めなきゃいけないほたる。とりあえず、行ってみたい学校を探すことから始めてみようと、高校のパンフレットとにらめっこ。でも、何をどう選べばいいのやら。気が付けば、またいつものようにトーヨコに足を運んでしまう。
一方、玄一は、部屋探しをする索に、仲良しの不動産屋・岡部(田中直樹)を紹介。頼まれてもいないのに、索におせっかいばかり焼いてしまう玄一。始まってしまった玄一の気持ちは、もう抑えられないところまできてしまっていた。そんな中、玄一たちのアパートに、ほたるのロクデナシな父・仁が現れる。
第3話では、索に玄一が緊張しながらもまっすぐに「好きなんです」と告白する姿に、SNSで「告白された索たんの顔」「告白したミッチーかわいいかよ」「見ているこちらがドキドキしちゃった」「この先どうなるんだろう」などの投稿が目立ち、トレンド入りを果たした。

