シェフ&編集部イチオシ!カシスのお花が咲いたモンブラン

3種のスイーツなかでも、ペストリー担当の國井シェフがおすすめしていたのが、「モンブラン カシスメレンゲ」です。「特に秋らしいスイーツのひとつで、紫色を印象的に使用し、華やかに仕上げています。カシスのピューレを活かし、モンブランと相性がよくなるように作りました」と國井シェフ。
花をかたどったかわいらしいメレンゲは、カシスの味わいがぎゅっと凝縮。口に入れるとスッと消える、口どけの良さも魅力的。卵のコクをしっかりと感じられるカスタード、上品な甘さの栗の渋皮煮と調和していておいしいです。
ずいさんの美しい作品がスイーツに。秋の味覚を使った2つのケーキ

鮮やかなグリーンとバラの花びらが目を引く「無花果とピスタチオのムース」は、ずいさんが専門とする筒描染で描いているような、柔らかな見た目が魅力的。ひと口ほおばると、濃厚なピスタチオムースと、優しい酸味を感じるいちじくのジュレが絡み合い、絶妙な味わいにうっとりします。とろけるほどなめらかなムースの食感と、土台のサクサクビスケットの食感のコントラストも楽しい逸品でした。
ずいさんの作品「紅い実を食べたお花」をあしらっているのが、「かぼちゃのチーズケーキ」です。しっとりとしたきめ細やかな生地は、ひと口いただくとかぼちゃの濃密な甘さ、その後からチーズの酸味を感じます。濃厚ながらも軽やかにいただけ、「ザ・リッツ・カールトン東京スペシャルブレンド」とよく合いました。
和の食材も融合した、華々しいセイボリーの数々

セイボリーシェフの渡邊シェフによると「すべてのセイボリーに和のテイストを加えていることがポイントです。レンコンやきんぴら、明太子、豆腐を使ったクリームチーズ、黒毛和牛、塩こんぶなど、さまざまな和食材を使っているので、ぜひ味わって、見つけてほしいです」とのこと。
そんなセイボリーで印象的だったのが、「豆腐クリームチーズのムース 柑橘の香り 花びらを散りばめた出汁のジュレ(左手前)」です。大豆のうまみが濃縮されたムースはほっこり、癒される味わい。柑橘の清涼感ある香りと芳醇な出汁が効いており、和の要素も堪能できました。
また、サンドイッチでは和テイストの味付けで、どこか懐かしさも感じる「蓮根のタルタル 山葵風味のクリームサンド」が編集部のお気に入り。レンコンのシャキシャキとした食感が、ふわふわの食パンに対してアクセントになっていました。
心ゆくまで5種のスイーツが楽しめるスイーツデザートトロリー

さらに、スタッフが席を回り好きなお菓子を取り分けてくれる“トロリーサービス”も。シンプルな「洋梨のギモーブ」は、シュワシュワとゆっくりととけていくなかで、しっかりと洋梨の風味が感じられる逸品。また、たっぷりのマスカットに心躍る「マスカットタルト エルダーフラワーゼリー」は、ジュワッと爽やかな甘みが広がるマスカットとフルーティーなエルダーフラワーが調和していました。
トッピングの黄色いお花に目を奪われる「チョコレート キャラメル ヘーゼルナッツ シュークリーム」は、しっとりとしたココアの苦味感じるシューがベース。まろやかでコク深いカスタードとよく合います。
アフタヌーンティーの舞台は45階の開放的な「ザ・ロビーラウンジ」
心地よいピアノ演奏に包まれる至福のひとときをお届け

アフタヌーンティーがいただける「ザ・ロビーラウンジ」は、ラグジュアリーさと日本の洗練されたエレガンスが調和した、邸宅のようなインテリア。45階という高層階から眺める都会の景色も素敵で、非日常の雰囲気にどっぷりと浸れます。
特別なひとときに心地よさをプラスしてくれるのが、ピアノの生演奏です。その日によってピアニストは変わり、クラシックやポップスなど鑑賞できるジャンルが異なります。また、夜になるとボーカルやバンドなどが加わるそう。
若手アーティスト・なかむら ずいさんの世界を旅する、ザ・リッツ・カールトン東京のアフタヌーンティー。芸術の秋に、五感で味わうアートをぜひ、楽しんで。
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