1.緑内障
猫が視力低下する疾患のひとつに、「緑内障」というものがあります。緑内障とは、眼圧が高くなることで視力低下を招く疾患のこと。罹患する原因はさまざまありますが、猫のケースでは慢性的なぶどう膜炎から関連することが多いといわれています。
急性の場合、痛みや充血、目の大きさに変化が現れることもあります。慢性の場合は、徐々に視野が狭くなり、気付いたときには失明していることもあるようです。いずれにしても進行が早い疾患なので、早期発見が望ましいでしょう。
目をしょぼしょぼさせている、黒目の大きさが左右で違う、黒目の奥が緑・青っぽく見えるなどの症状がある場合は、緑内障の可能性があります。数日で悪化してしまうこともあるので、気付いた時点で動物病院に連れていきましょう。
2.慢性腎臓病
意外なことに、慢性腎臓病が原因で視力低下するケースもあります。慢性腎臓病は猫がなりやすい疾患のひとつで、長期にわたって徐々に腎臓機能が低下していく怖い疾患です。腎臓は一度機能低下すると元に戻ることはなく、末期では尿毒症や意識低下を引き起こすことも。
慢性腎臓病はさまざまな症状が出ますが、高血圧になることも多いようです。その結果、網膜の毛細血管が損傷を起こしたり、眼底の出血につながることがあります。これにより視力低下・失明を起こすことがあるため、注意が必要です。
ただし、慢性腎臓病は初期症状に気が付きにくいことでも知られています。目の充血の有無のほか、多飲多尿・体重減少・食欲などの変化がないか確認しましょう。

