【要注意】「ロキソニン」と痛み止めの重ね飲みが危険なワケとは

【要注意】「ロキソニン」と痛み止めの重ね飲みが危険なワケとは

ロキソニンと他の鎮痛薬を併用することは、効果の増強よりもむしろ副作用のリスクを高める可能性があります。特に同じNSAIDs系の薬剤との併用は胃腸障害や腎機能障害のリスクが相加的に増加するため避けるべきです。併用が必要な場合は医師の指導のもとで行いましょう。

佐孝 尚

監修薬剤師:
佐孝 尚(薬剤師)

経歴
北海道医療大学薬学部 卒業 現在はセンター薬局グループに薬剤師として勤務しながら株式会社イヤクルを創業。不動在庫医薬品取引プラットフォームアプリ【イヤクル】を運営。

保有免許・資格
薬剤師免許

ロキソニンと他の鎮痛薬との併用リスク

ロキソニンと他の鎮痛薬を併用することは、効果の増強よりもむしろ副作用のリスクを高める可能性があります。特に同じNSAIDs系の薬剤との併用は避けるべきです。

アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンなど他のNSAIDsとの併用により、胃腸障害、腎機能障害、肝機能障害のリスクが相加的に増加します。また、効果についても単純に倍増するわけではなく、副作用のリスクの方が高くなってしまいます。

アセトアミノフェンとの併用

アセトアミノフェンは作用機序が異なるため、ロキソニンとの併用が検討されることがあります。理論的には相互作用は少ないとされていますが、肝機能への負担は増加するため注意が必要です。

併用を行う場合には、それぞれの薬剤の用量を通常より少なくすることで、副作用のリスクを軽減しながら効果を得ることができる場合があります。ただし、これは医師の指導のもとで行うべきものであり、自己判断での併用は推奨されません。

漢方薬や健康食品との相互作用

漢方薬や健康食品には、ロキソニンと相互作用を起こす可能性のある成分が含まれていることがあります。特に肝機能に影響を与える成分や、血液凝固に影響を与える成分との併用では注意が必要です。

ウコン、セントジョーンズワート、ガーリックサプリメントなどは、ロキソニンの代謝に影響を与えたり、出血のリスクを高めたりする可能性があります。これらの製品を使用している場合には、医師や薬剤師との相談が重要です。

まとめ

ロキソニンは多くの方にとって有効な鎮痛薬ですが、その効果を安全に得るためには適正な使用方法の理解が不可欠です。効果とデメリットを正しく理解し、適正量を守り、他の薬剤との飲み合わせに注意することで、安心して使用することができます。症状が持続する場合や重篤な副作用が現れた場合には、速やかに医療機関を受診し、医師の適切な指導を受けることが重要です。日常的な痛みの管理において、ロキソニンを適切に活用し、より快適な生活を送りましょう。

参考文献

低用量アスピリン及び非ステロイド性消炎鎮痛薬による消化管障害の危険性の評価

アスピリンと非ステロイド性消炎鎮痛薬との併用に関する調査

市販の解熱鎮痛薬の選び方|厚生労働省

配信元: Medical DOC

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