「骨粗鬆症の予防」で気をつけた方が良い飲み物とは?医師が解説!

「骨粗鬆症の予防」で気をつけた方が良い飲み物とは?医師が解説!

成長期に増える骨の量は20歳前後でピークを迎え、年齢を重ねるにつれて質は悪くなり量も減ります。その結果脆くなった骨が折れやすくなり、骨折によって生活の質も落ちてしまうパターンが大半です。

骨粗鬆症は高齢者がなりやすい病気として知られているので、まだ若い年齢だと普段の生活で意識することが難しいかも知れません。しかし将来の健康を守るためにも早めに意識しておくことが大切です。

ここでは骨粗鬆症はどのような病気なのか、治療時におけるポイントについてお話させて頂きます。

※この記事はメディカルドックにて『「骨粗鬆症(骨粗しょう症)」の初期症状・予防法はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

郷 正憲

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)

徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。

骨粗鬆症(骨粗しょう症)治療におけるポイント

薬を飲む女性

骨粗鬆症(骨粗しょう症)は治りますか?

骨粗鬆症は加齢や遺伝の影響も強く受ける病気です。骨の量も年齢を重ねるにつれて減っていくため、進行する傾向があります。そのため、投薬治療や食事療法などで一旦症状が落ち着きを見せても、慎重に経過を見守る必要があるでしょう。
特に高齢者は病気の有無に関わらず骨折によって生活の質が著しく低くなる可能性があります。調査によって、死亡率も上昇することも判明しました。そのため、治療後も定期検診を欠かさずに受けて、食事療法や運動療法を継続する必要があります。

予防に効果のあることは何ですか?

骨は成長期に増え、20歳前後でピークを迎えます。最大骨量に到達したあとは安定期を経て減っていくだけなので、成長期の頃からカルシウムなどの栄養をしっかり摂取し続けることが効果的です。
遺伝要素や加齢の影響など自分では除去しきれない発症リスクもありますが、栄養や運動対策などはご自身の努力で取り除ける危険因子も少なくありません。喫煙や過度の飲酒など問題のある生活習慣を改め、大量のコーヒーなど刺激物を避けることも予防に効果的です。

高齢になると誰でも骨粗鬆症(骨粗しょう症)になるのは本当ですか?

高齢になっても骨粗鬆症を発症しない方もいらっしゃいます。この病気は女性の高齢者に多い特徴があり、男性は70代80代になっても急激に患者数が増加するわけではありません。また、発症していない高齢女性も一定の人数でいらっしゃいます。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

一旦骨が脆くなると、薬を飲んでも即座に代謝バランスを回復させられるわけではありません。高齢になって異常が生じてからではなく、年齢に関わらず家族1人1人が早めに骨粗鬆症のリスクを認識しておくことが必要です。
もちろん、骨粗鬆症は遺伝要素なども絡んでくるので、予防すれば必ず防げる病気とはいえません。ただ、治療でも食事療法と運動療法は主軸になるぐらい、食生活と運動習慣は大切な要素です。
骨の健康を維持するために必要な栄養を摂取し、運動不足にならないよう若いうちから意識することは生涯に渡り生活の質を落とさないためにも大事なことです。運動もウォーキングなど簡単な方法で構わないので、できることから始めましょう。

編集部まとめ

牛乳を飲む女性
骨粗鬆症はちょっとしたことでも骨折しやすくなってしまう病気です。骨折すると思うように身体を動かせなくなるので、行動範囲が一気に狭くなります。

お世話をするご家族にも負担がかかってしまうので、骨粗鬆症を予防することは家族全員の協力が必要といえるのではないでしょうか。

幸い、カルシウムが多い牛乳は身近な飲み物で、コンビニやスーパーで手軽に買えます。和食自体、小魚や豆腐など骨の健康を守るための食材を多く使うので、日本は食事の対策を実践しやすい環境です。

運動対策と併せ普段から骨の健康を守るためのヘルシーな食生活を心がけましょう

参考文献

骨粗鬆症(厚生労働省)

骨粗鬆症の予防のための食生活(厚生労働省)

配信元: Medical DOC

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