二次性高血圧の治療法は?
編集部
二次性高血圧を防ぐことはできますか?
永島先生
すべてを予防することは難しいですが、定期的に健康診断や血液検査を受けたり、日常的に血圧をチェックしたりすることで早期発見が可能です。特に、生活改善をしても血圧が改善しない人は早めに医療機関を受け、医師と相談しましょう。
編集部
治療方法はどうなりますか?
永島先生
原因により異なります。たとえば慢性腎臓病の場合には食事療法、薬物療法、生活習慣の改善などが必要になりますし、原因となる副腎の腫瘍摘出手術や、摘出ができない場合には内服薬による治療が中心になります。また、睡眠時無呼吸症候群の場合にはCPAP療法という医療機器による治療が推奨されます。いずれにしても原因に即した治療法をスムーズに開始することが肝心です。
編集部
高血圧の薬を飲み続けるだけではダメなのですね。
永島先生
原因が明確な場合、原因に即した薬物療法、生活習慣の改善、ときに原因となる腫瘍の摘出手術などで高血圧が改善されることもありますし、症状が改善されれば服薬を中止することもできるかもしれません。いずれにしてもまずは専門医による精密検査が必要です。
編集部
何科を受診すればよいでしょうか?
永島先生
高血圧治療がうまくいかない人は、循環器内科、内分泌内科、腎臓内科などの専門科を受診するとよいでしょう。特に若い人や薬を何種類も飲んでも改善しない人は、二次性高血圧を疑って専門医を受診することをおすすめします。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
永島先生
日本高血圧学会が2025年8月に改訂した「高血圧管理・治療ガイドライン2025」によると、日本における高血圧の患者数は約4300万人と推定されています。その10%が二次性高血圧に該当すると考えれば、想像以上に二次性高血圧の患者さんは多いことになります。特に若い人で高血圧を指摘された場合には、自分では気づきにくいこともあるため、早めに医療機関で相談されることをおすすめします。症状の早期発見と対処は、将来的な健康維持にもつながりますので、気になる場合は一人で悩まず積極的に受診するようにしましょう。
編集部まとめ
二次性に限らず、高血圧は自覚症状が少ないまま進行することがあります。日頃の血圧測定や生活習慣の見直しが大切です。気になる人は早めに医療機関で相談し、将来のリスクを減らしましょう。

