小中学生で海外留学をさせた親に聞いた、費用と留学生活のリアル。行かせてよかった?

英語教育の早期化が進む今、小中学生から海外留学する家庭が少しずつ増えています。そこで今回は、小学5年時と中学1年時の2度、子どもが短期留学を経験したママに、小中学生の留学のポイントやお金のことなどを詳しく聞きました。

<今回、話を聞いた人>
Xさん/40代女性
子ども2人(中学1年生長男・小学3年生長女)

小中学生で初めての海外留学。どのように情報収集をした?

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――まず、息子さんの留学を考えた年齢ときっかけを教えてください。

Xさん 小学5年生の夏休みに、中学受験の勉強をこのまま続けるか親子で悩んでいました。英語が好きだったことと、海外留学でいったん気持ちをリセットしたいという本人の希望でオーストラリアに3週間、ホームステイで留学。2回目は本人の希望もあり、中1の夏、イギリスに2週間留学しました。

――留学の情報はどのように集めましたか?

Xさん 当時、小学生が参加できる留学先を紹介しているエージェントは2~3社ほど。オンラインの説明会に参加し、体験談などを聞いて1社に決めました。留学先は治安や気候、食べ物などが安心できる国としてオーストラリアにしました。小学生は安全面からホームステイ先から学校まで送迎してもらうところが多いとのことで、最初の留学はホームステイに。

その後は、申し込み後に送られてくるスケジュールや準備などについてのオリエンテーション動画を見て、不明点があれば随時問い合わせるかたちでした。

子どもの留学費用は3週間で60万円!現地の買い物であって便利だったモノは?

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――2度の短期留学にかかった費用を教えてください。

Xさん 小5の夏に行ったオーストラリアのホームステイは3週間で約60万円、中1の夏に行ったイギリスのサマーキャンプは2週間で約80万円でした。どちらも春と夏の長期休み期間に行われる、日本からの引率付き団体留学を利用。費用は為替での変動はありますが、アジアより欧米のほうが高くなります。エージェントに支払う費用には、渡航費や宿泊費に加え、現地での食事代、アクティビティ代、交通費、海外保険の手続き、海外送金手数料なども含まれていたので、現地に持参するお金はお土産代やおやつ代程度でした。

わが家が利用したエージェントでは、無料カウンセリングや留学費用をシミュレーションできるオンライン見積もりサービスがありました。そうしたサービスを使うとおおよその目安がわかりますよ。留学先がアジア圏で期間が1週間程度であれば、約30万円で行ける比較的リーズナブルなプランもあるようです。

――行き先などによって留学費用も大きく変わるのですね。滞在中、お子さんに持たせたお小遣いはいくらくらいでしたか?

Xさん 留学期間が3週間のときは7万円ほど、2週間のときは3万円ほどとエージェントには言われました、ただ、大金を持ち歩かせるのは不安だったので現金は最低限にして、足りない分は三井住友銀行の「かぞくのお財布 」というプリペイドカードで送金していました。親名義の口座で家族分のカードを作れるので、遠隔でもアプリ上で明細がわかるし、万が一カードを紛失しても問題がないようも必要な分だけ入れておけるのがよかったです。

日本と違う通貨で買い物をしたり、為替レートで換金率が異なることを実感できたりするのは留学ならではだと感じました。

――子どもへのマネー教育にもなりそうですね!

配信元: マイナビ子育て

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